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スターダンス作業所 / 42

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katka_yg 2024/04/14 (日) 10:44:10 修正

年代記、小説、神話

スターダンスのシナリオ各章は「Chronicleいくつ」とカウントされる。クロニクル、年代記という名称に、作者も当時そんなに深い意味を考えているとは思えないが言葉にはそれ自体固有の意味がある。意味は、なくもない。

とくに、4章から突然「1994年」「5年後の1999年」のように年号が語られたりする。1章時点からそれがあるとより年代記っぽかったかもしれない。プレイヤーが体験(追体験)するスターダンスやステファニアの物語は主人公たちの生き様、その愛憎や葛藤の感情(気持ち)にフォーカスしている小説として、語りの文はそれから一歩引いて歴史記述をしているのだ、という態度。

この話の全編は歴史大河小説ではなく、読者の関心としてそもそもウェスタやタナティアの王朝興亡に興味なかろう。個々のキャラのエピソードや心情も、後にはだいたい揮発して「ロマンシアの自殺」とか「アマンディーヌの転生」のようなシンボリックな事柄だけが再話(再利用)されるようになる。ニュースやパンドラの苦悩や選択は後続作品では一言もなく忘れられてしまう。基本的に残ってるのは「スターダンスが宇宙創世した」という世界宣言で、その神話の本文の一条一条にリアリティを信じている信者はいない。

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    katka_yg 2024/04/14 (日) 10:59:32 修正 >> 42

    ギリシア神話が語られた時代に、当時の人々がオリュンポスの神々を日々崇拝していたかは見るからにない。悲劇詩人の語る「崇高」「敬虔」のような感情は後代の創作物のようだ、とは去年の作業中に書いた。それがアポロドーロスやオウィディウスの時代だったら、その頃の創作上のたんなる定番ネタ元だし、そんな古代信者がもしいたらカルトだ。

    神話のエピソードが形成して人口に膾炙する頃には、その原感情を記憶している人はもういないっぽい、という。そもそも、その「神話の原感情」なるものが個々の語り部の後付け創作らしい、ともなればその変遷のほうに興味がある。なんでその感情を後から話に盛り足してるのかとか……迷信や妄想のジャンルではその視点になる。ゲームのシリーズ展開はそれに似ている。

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    katka_yg 2024/04/14 (日) 11:19:54 修正 >> 43

    「年代記」という文字をここらに書き込んでおきたかったのだが、ゲームやる気にならねえな……。4章から幾つかのクラスが開放されるがこの成長率で育てると技の習得条件など永久にわからないだろう。今する意味がなんでまだあるのか、考えると永久にできない。

    細かい値は不明として欄だけはざっと作っておき、ここはそれとして次にいく、どうせ1プレイで埋まるわけはないから次にいつか再開したときか、その興味のある他人に任せる、というのがWiki立ての仕方としては正しい。スターダンスはさっさとやっちまって次ライスタに急ぐべきだ。なのだが。

    神話の神格

    「スターダンス神話」の中でも人気のない個々のキャラクターは御利益もないし、神社も建たない。たとえばステファニアは「約束して待つ」、ロマンシアは「自爆してやっぱり生きてる」のような決まった御利益がある。ステファニアやロマンシアに祈願すれば、AM世界ではそのような約束事が定型、テンプレとして通用する。

    わたしはパンドラちゃんが好きなのだけどパンドラには「性転換して男になる」というキャラしか後にピックアップされず、キャラとして足跡は消え去る。『スターダンス』を読むぶんにはパンドラのキャラはそこじゃないと思うのだけど、そもそもニュースのほうが薄いので「ニュースが好きだった」とも言えない。神格としては、格が低い、キャラが立たない、ということに終わる。