民主ザワッター

【ss】君主ザワッター

29 コメント
views

2024年7月、長年に渡るシータ派とシャンてぇあ派との抗争は、シャンてぇあ派の勝利で終わった。
シャンてぇあは、グループ名を君主ザワッターと改め、絶対的な権力を手にしたのだった。

あんみつ
作成: 2025/07/04 (金) 12:25:28
最終更新: 2025/07/23 (水) 21:46:46
通報 ...
1

シャンてぇあが勝っててワロタ

2
activ 2025/07/04 (金) 12:34:51 a5ae0@7eb55

もうオチててワロタ

3
あんみつ 2025/07/04 (金) 14:24:16

御ハッサム「緊張するなぁ...」

かつてシータに敗れた男、御ハッサム。彼がザワッターを訪れるのは、実に3年ぶりであった。

御ハッサム「シータが消えたっていうから来たけど、久々に来て仲間に入れてもらえるかな...。高校だって馴染めなくて、すぐ辞めちゃったし...」

自信が持てずにもじもじしていると、背後から声をかけられる。

アクティブ「よう、少年^^;」

御ハッサム「あ、アクティブ...」

アクティブ「久しぶりじゃねーか。早くみんなのところに来いよ^^;」

御ハッサム「で、でも...、俺引きこもりだし...」

アクティブ「何言ってんだ?俺もそうだし、ここにいるやつの大半が引きこもりだぞ^^;」

【オマエラ】雑談総合part999【タコピー】
エルノ「次の選挙はどこに入れる?」
モンスター「自民党(*´ `*)」
ゆうれい「そうだね」
木偶の坊「お前手取りいくら?」
馬場アデク「殺すぞ」
わい「ワロタ」
水星人のピラミッド「韮崎」
デッドゾーン「韮崎は草」
雷霆を鍛えし者「おはよう」
ドリランド「国家試験がんばるぞ」
柿崎「なんでや!」
雑貨屋「キャスまだ?」
ラルトス神「今起きた」
瑠璃色リオル「sage」

アクティブ「な?^^;」

御ハッサム「み、みんな...!」

4
あんみつ 2025/07/04 (金) 15:37:07

久しぶりに胸が躍る──こんな「楽しい」という感情を味わうのは、長い間なかったことだ。友達がいる。引きこもりでは決して得られない、この高揚感。

御ハッサム「でも、こんなに活気づいてるなんて!」

エルノ「オーナーが、バラバラだったみんなを集めてくれたんだよ」

御ハッサム「オーナー…?」

そのとき、どこからともなく低い声が会場に響いた。

シャンてぇあ「はい、注目!」

号令が飛ぶと、ざわめいていた空気が一瞬で凍りつく。

御ハッサム「シャンてぇ──」

エルノ「馬鹿!声を出すな」

シャンてぇあ「ん?君はたしか...、オンハッサム君?来てくれたんだね、ありがとう」

淡々と告げられた言葉。歓迎の言葉であるのに、その瞳には不思議な冷たさに満ちていた。

シャンてぇあ「本題だが、シータ派の生き残りが見つかった。連れてこい」

メガゴルダック「はい!」

男が大きくうなずくと、鎖につながれた傷だらけの男が場中央へと引き出された。

メガゴルダック「悪いな、ヘクス」

5
ヘクス 2025/07/04 (金) 17:26:22 c4870@7ca45

6
あんみつ 2025/07/05 (土) 17:45:20 修正

罪人ヘクスが引き立てられると、会場は狂騒の渦に包まれた。

木偶の坊「殺しちまえ!」

馬場アデク「メガゴルの金魚のフンがよォ!」

雑貨屋「指先から5センチずつ切り落とすのはどうだろうか?」

瀕死のヘクスはうつむいたまま、ただ楽に終わることを願うしかない。

御ハッサム「…これって、本当に──?」

エルノ「メガゴルはシータ派に潜入してたスパイだったんだ。裏切り者を見つけて、“正義”を見せつけるためさ」

呆然とする御ハッサムの前で、シャンてぇあが大声で演説を再開した。

シャンてぇあ「かつてシータは、誹謗中傷を繰り返し、数多くの人間を傷つけてきた。あのまま放置していれば、ザワッターは今頃は廃墟と化していたに違いない」

シャンてぇあ派たち『うおおおおお!』

シャンてぇあ「しかし、見てみろ。俺たちから逃げ出して以来、奴はTwitterに籠り、政治ひついて暴論を吐く悲しきモンスターとなっている」

シャンてぇあ派たち『ワハハハハハ!』

シャンてぇあ「だが油断は禁物だ。シータ派は全滅したわけではなく──このヘクスもつい先日、シータを擁護する発言をした。君主ザワッターの規約に則り、危険分子は容赦なく排除する」

そう断じると、シャンてぇあはポケットから銃を取り出し、その冷たい銃口をヘクスのこめかみに押し当てた。
引き金が絞られ、凄まじい銃声とともに鮮血が散った。刹那、会場は喝采と狂喜に包まれる。

御ハッサム「ひっ…」

少年は震える手を胸に当て、恐怖に凍りついたまま立ち尽くす。
全員が処刑に目を奪われている中、アクティブだけがその様子に気づいていた。

7
へクス 2025/07/05 (土) 17:48:18 5c9b7@7ca45

メガゴル裏切者かよw

8
activ 2025/07/05 (土) 18:29:08 5f6b9@7eb55

今回は珍しく長生きできそうだな俺

9
あんみつ 2025/07/05 (土) 18:37:11

処刑のあとには、必ず宴が催される。罪人の頭蓋骨を徹底的に洗浄し、その骨杯で酒を酌み交わす──これがシャンてぇあ派のならわしだ。

──乾杯!

わい「それにしても、メガゴルは役者やなあ。ヘクスを信用させて、失言を引き出すなんて」

ラルトス神「フン、あいつは俺たちにだって、年齢も経歴も偽ってたんだ。信じる方が馬鹿だろ」

オサボリマン「先月あんみつも死んだし、残るは色オノノとふりぃずだね」

水星人のピラミッド「キモオタ共だぜ。初音ミクのフィギュア吊るしとけば、勝手に寄ってくるんじゃねーの?」

和気あいあいと笑い声が響くその裏で、御ハッサムだけは先ほどの凄惨な光景を思い返し、隙を見てトイレに駆け込んで嘔吐していた。

御ハッサム「はあ、はあ、みんなどうしちまったんだよ…?」

背後から声をかけられ、はっと我に返る。

アクティブ「よう^^;」

その軽い呼びかけに、少年の身体に緊張が走った。反逆の意思でもあれば――そう勘ぐられたら、自分も粛清の対象になりかねない。

御ハッサム「え、あ、いや…、酒を飲みすぎてしまって…」

苦し紛れに言い訳すると、アクティブの表情が一変し、真剣な色を帯びた。

アクティブ「お前さ、今のザワッター、おかしいと思わないか?」

問いかけられ、御ハッサムは言葉を失う。忠誠心を試されているのか。

アクティブ「シャンてぇあの方針で、好きなエロ絵すら描けなくなった。俺は嫌だぞ、こんな窮屈なコミュニティ──」

御ハッサム「まさか...」

10
activ 2025/07/05 (土) 18:45:19 a5ae0@7eb55

お前はもう死んでんのかよ

11
あんみつ 2025/07/05 (土) 19:19:45

御ハッサムはアクティブに連れられ、灰色の廃墟へと導かれた。かつて「pink」と呼ばれた隔離所は、今や死の記憶だけを残す場所──入口近くには、二体の白骨死体が鎖で吊るされていた。骨にはかすれた墨書で「667」「アロフレ」とだけ刻まれている。

アクティブ「ここ、ちょっと前に667派が反乱を起こしたんだ。開始から2分で皆殺しにされたけど^^;」

二人が廃ビルの前に着くと、アクティブは入口を四度ノックする。重い鉄扉が軋みをあげて開き、ふりぃずの顔が覗いた。
ふりぃず「御ハッサム、来てくれて嬉しいよ。早く入って」

中に足を踏み入れると、埃にまみれたソファに色オノノが坐り、壁際にはあんみつが──死んだと聞いていたが、的を見据えて弓を引いている。

そこへふらりと現れたのは、シータである。軽やかな足取りで、弾むような声で挨拶をする。

シータ「オンハッサムくん、こんにちは~♪」

御ハッサムは声も出ず、ただ目を泳がせる。

アクティブ「ここが俺たちのアジト、“シータ塾”って呼んでるんだ^^;」

色オノノ「僕たちはこれからザワッターに革命を起こす──シャンてぇあ派を完全に葬り去り、新たな民主ザワッターを築くんだ」

ふりぃず「シャンてぇあを拘束する手筈は整っている。御ハッサム、お前も知っての通り、シータはたしかに性格が悪い。でも、今のあの連中よりはずっとマシだろ?一緒に戦おう」

シータ「誹謗中傷やめてください」

12

きたあああああああああ

13
あんみつ 2025/07/05 (土) 19:38:57

シャンてぇあの寝室は厳重そのものだった。鉄製の扉には頑丈な鍵がかかり、内部では常に交代制の見張りが二人、目を光らせている。この夜は、メガゴルダックと木偶の坊が当番だ。

寝息を立てて熟睡するシャンてぇあを背に、木偶の坊が低い声で呟く。

木偶の坊「お前みてえな怪しい奴が、なんで身辺警護に選ばれるか…。俺にはいまいち納得できねえ」

メガゴルダック「でも、ちゃんとヘクスは連れてきただろ?」

木偶の坊「おいおい、敵地に潜伏して、成果はたったヘクス一匹――どう考えても割に合わねえだろ」

言いかけた瞬間、暗闇を裂くように矢が飛来し、窓ガラスを粉砕。矢先は木偶の坊の胸を貫いた。

木偶の坊「かっ──!?」

呻き声と同時に木偶の坊は背後へと崩れ落ち、その瞳は二度と光を取り戻さない。
メガゴルダックが慌てて拳銃を抜くが、窓から颯爽と飛び込んできた色オノノとふりぃずによって、あっという間に囲まれていた。

シャンてぇあ「お、おい…何が起きて──!?」

色オノノ「武器を捨てろ。俺たちのどちらかを撃った瞬間、もう一人が即座にお前を仕留める」

メガゴルダック「待て、俺はシャンてぇあ派じゃない。ただ仕方なく従ってただけだ」

ふりぃず「信用できないね」

数秒の静寂の後、メガゴルダックは慌てた足取りでシャンてぇあに銃口を向ける。ためらいなく引き金が引かれ――額を貫かれたシャンてぇあは、血しぶきを上げてベッドへ崩れ落ちた。

メガゴルダック「な?お前たちに従うよ」

信じられないほどの急変と裏切りに、色オノノとふりぃずは言葉を失った。
嘘偽りのメガゴルダック──彼の信念は、信念を持たないことだった。

14

よっしゃああああああああ

15
activ 2025/07/05 (土) 20:09:20 a5ae0@7eb55

お前コテハンの事覚えすぎだろ

16
あんみつ 2025/07/05 (土) 20:25:19

暗殺事件が起こったシャンてぇあの寝殿を挟んで斜向かいのビル。窓辺に立つシータは、ため息をつく。

シータ「ファー!シャンてぇあを脅して手下に武装解除させるつもりだったのに!勘弁してくれよ!」

焦燥に駆られ頭を掻きむしるシータ。だが深呼吸を一度かませると、眉間の皺がふっとほどけ、口元に薄い微笑が浮かんだ。

シータ「ま、いいでしょう。シャンてぇあは生きてるって体で、うん、何とか誤魔化せる。あんみつくん、お疲れさまです。さすがの腕前で──え?」

突然、弓の矢先が自分へと向け直されていることに気づき、シータは慌てて眉を跳ね上げた。

シータ「...何のつもりですか?」

あんみつ「シータさん、俺にはわかってる。民主ザワッターを作ったところで、いずれはあなたが第2のシャンてぇあになるだけだ」

シータは無言であんみつを見返し、唇をかすかに震わせた――そのとき、遠くから激戦の轟音が響いてきた。

一方その頃、陽動として送り込まれたアクティブと御ハッサムは、シャンてぇあ派の兵士たちと戦いを繰り広げていた。

萩原「裏切り者が生きて帰れると思うなよ──『昏き底から出でる腕(デーモン・ハンド)』」

雑貨屋「『芝居は終わりだ(エンド・ロール)』」

水星人のピラミッド「『連投(スパム・ポスツ)』」

洗練された怒涛の攻撃。しかしアクティブと御ハッサムも負けてはいない。両名とも、異能力者(コテハン)の端くれである。

アクティブ「『臑齧り(ドレイン・スタイル)』」

御ハッサム「『早すぎる拳( マッハ・パンチ )』」

体力吸収型のアクティブと、最速攻撃型の御ハッサム。2人の連携は攻防一体、相性抜群であり、これこそが御ハッサムを仲間に引き入れた理由であった。

17
あんみつ 2025/07/05 (土) 21:41:57 修正

シータ「はあ、これから私文は…。私以外に、烏合の衆をまとめられる人間がいますか?不寛容に、寛容は寛容でいられないんだよ」

あんみつの隙を突き、シータは鋭く足を振り抜いて矢を弾き飛ばした。身長180センチの長い脚が、音を立ててあんみつの武器を逸らす。驚いたあんみつは弓を放り捨てると、右拳をシータの顎へと振り上げた。
――だが、シータは片手で拳を受け止め、そのまま相手の手首を縛りあげる。

シータ「いい加減大人になったらどうです?楽しいザワッターに、楽しくないやつはいらないんだよ。シャンてぇあも木偶の坊も御ハッサムも──愚かな連中を一掃して、ようやく俺の“民主ザワッター”は完成するんだよ」

あんみつ「...ただの独善だ」

シータ「なら、愚民ども全員に、今すぐ叡智を授けてみせろ!」

あんみつ「お前を殺ってから、そうさせてもらう!」

跳び上がり、一瞬のスキを突いてシータの顎に飛び蹴りを叩き込む。
しかし、シータは肩で衝撃を受け止めると、たおやかな重心移動から振り上げた回し蹴りを、あんみつの腹へとお返しする。

あんみつ「っ──!」

56キロの身体は宙を舞い、窓ガラスに叩きつけられる。鋭い音とともに、ガラスに亀裂が走った。
シータは無言のまま、脚を高く掲げる。

シータ「とどめ――」

鋭い踵落としはそのままあんみつの内蔵を破裂させた。あんみつは血を吐きながらもなお、朦朧とした意識の中でシータの脚をかろうじて掴む。

シータ「──離せ」

あんみつは背後へ体重をかけ、最後の力を振り絞る。支えを失った窓ガラスが大きく砕け散り、二人はビルの外へと落下した。
──暗い空に、凍りついたままのシータの悲鳴だけが、ビル街の夜にこだました。

18
activ 2025/07/05 (土) 21:57:42 a5ae0@7eb55

筆乗ってんなぁ

19
あんみつ 2025/07/05 (土) 22:13:10

数ヶ月が過ぎ、ザワッター内乱はシータ派の勝利で幕を閉じた。
シャンてぇあの死は伏せられ、ふりぃずが彼のTwitterを乗っ取って、錯乱しているかのような投稿を繰り返したことで、シャンてぇあ派は士気を失い、次々と去っていったのだ。

──そして今日。シータ派一同は、入院中のシータを見舞うため病院を訪れた。

ふりぃず「やあ、シータ。元気にしてたか? 来てやったぞ」

色オノノ「敵に襲われてビルから転落なんて...、生きててよかったよ。もっと警戒してやればよかった」

包帯に埋もれたシータは、か細い声で苦笑した。

シータ「いてて、散々な目に遭いましたけど、これでもう大丈夫ですよ」

怪我の影響だろうか、いくぶん声が低くなっているものの、その顔は確かにシータそのものだったので、誰一人気にとめなかった。

アクティブ「しかし、あんみつのやつ、押っ死んじまうなんてな...。遺体もまだ見つかってないし」

シータ「彼は私を庇って...見事な最期でした。瓦礫の山の下にいるのでしょう。いずれ必ず──。あれ、メガゴルは?」

ふりぃず「勤務先で横領して、逮捕されたらしい」

部屋に気まずい空気が漂う。

御ハッサム「...でも、これで本当に“民主ザワッター”になったんですね!」

シータ(@shita)「ええ。ここからが本番です。皆で力を合わせて、素敵なコミュニティを築いていきましょう──」

20
activ 2025/07/05 (土) 22:29:32 a5ae0@7eb55

これあんみつが身体乗っ取ったって事?お前またシータさんに怒られるぞ

21
あんみつ 2025/07/05 (土) 22:42:30 >> 20

整形手術でシータになりすましてる
@shitaは昔現れたシータの偽物だけど、それを使ったネタや

22
activ 2025/07/05 (土) 22:56:14 a5ae0@7eb55

>> 21
昔シータさんの偽物いたのかよワロタ

23
activ 2025/07/05 (土) 22:57:32 a5ae0@7eb55

てかこれお前がそうだったって話?

24
あんみつ 2025/07/05 (土) 23:01:46 >> 23

違う、マジで誰かわからん
ちな当時シータはマジで嫌そうだった

25
メガゴルダック◆KyUpmG9.1 2025/07/05 (土) 23:45:36

あんみつzawazawaの記憶が鮮明すぎねぇ?
小学生の頃から居るコミュニティなだけあるな

28
あんみつ 2025/07/05 (土) 23:53:10 >> 25

zawazawaは俺のフッドの1つ🔥

27
あんみつ 2025/07/05 (土) 23:52:21

>> 25
俺「一橋目指す」
メガゴル「俺はマーチしか受からなかったから頑張れ」
俺「青学しか受からなかった」
メガゴル「すまん、本当は早稲田なんだ」

これも忘れてないからな

29
ヘクス 2025/07/06 (日) 03:27:33 c4870@7ca45

よく覚えてんなお前