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読了。エピローグにてさらに一捻りあってあくまでも虚実裏返す。それはそれとして、現代の読者としてはわたしは、この後章はむしろ蛇足じゃないかくらいの気持ちがする。
タニス・リーがただフェミニスト作家なだけに留まらず、フェミニストというよりはモラリストで、ファンタジーの作法を「モラルの語り方」のために意識して操っていることはこれまでも見たけど、わたしは本作より半世紀近く後の2026年にこれを読んでいるので、『人間心理や倫理の思索よりも銀河文明が築かれるほうが容易い』のような不思議な世界観設定にも思えるんだった。
それは、スペースオペラは1960年代にも50年代にも遡るけれど、メタフィクションの方法については70年代末頃に当時ホットだという執筆時代によるだろう。今読むと若干不思議なところも含めて、面白かった。