四百輪の薔薇の観察日誌はどちらかというと逆にサンチョの頭の良さを示すものだと思います。
記憶を取り戻して以降もこれまでの「ドンキホーテ」と同じような振る舞いをしていた彼女が、誰も見ていないところでは冷静な分析を行っていること、これまでと同じ振る舞いは明確に演技であること、そしてそれを他人にバラしたくないことを表すものかと。
26回っていうのはファウストへの記録の修正要請の回数でしょうし、これは知性の問題ではなく、ドンキホーテの演技を隠したい気持ちとファウストの頑固さによるものではないでしょうか。
通報 ...