>> 431の内容をカイ二乗検定・残差分析にかけた結果:
ここでのカイ二乗検定では、帰無仮説を「各品目の出率は等しい」に設定し(この頃はまだ公式情報がなかったため)、対立仮説を「等しくない」にします。有意水準5%の片側検定を行います。残差分析では、単純な標準化残差を用いて、統計量が1.96以上(「出過ぎる」を示す)か―1.96以下(「レア枠」)の品目があるかを探します。
表1のように、Lithについては6月18から26日の間にSuiseiで得たn=49の範囲では、全体的に有意差は認められず、また個々の品目でもこれといった偏りは見つかりませんでした。従って、この時期のSuiseiでならLithを満遍なく集められたようです。
一方、表2が示すように、Mesoについては同時期にIoで集めたn=136の範囲(一般ボーイさんと自分の周回数合計)では、全体的に有意差は認められませんでした。ただし、個々の品目については、やはりS2の残差統計量2.549、S4のが-2.061となっているため、それぞれが出過ぎる・レア過ぎるという偏りが見受けられました。このことから、この時期のIoでは、ほとんどの品目の実際の出具合は期待された出率分布通りになるものの、一部の品目は理論値上は不可能なほどよく出やすい・出づらい状態にあったと解釈できるかと。
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