「エリニュス」についてのコメント。作業場。
「エリニュス」についてのコメント。作業場。
katka_yg
katka
通報 ...
キューブ世界の神話
精霊都市の住人。キューブポリスを「精霊都市」と呼ぶのは『キレムサ』の場合にかぎる。
『キレムサ』のキャラクターはヴェルベールの小説『タナトノート』から引用のキャラ名が多いけど、エリニュスはその内ではないらしい。名前はギリシア神話由来だが、AMではエリやエリスやエリーゼ等の系統の緑の髪の女性の一転生だろう。
ヴィランの育ての親でもあるが、『キレムサ』のストーリーの中では最後に登場し、リュサンデールに与える彼女の台詞でこの話は締めくくる。これはすでに記事に書いた。
今タナトノートの話をしていて、『キレムサ』はまずリュサンデールの徳育の話だ、巡礼小説だと言っておいた。ロマンシアのことは放っとき、ではエリニュスは何をリュサンデールに訓えただろうかが興味になるところ。
とりとめない話
エリニュスは父親から生まれて、母親はいない。父親は悪人で、いつも誰かに命を狙われていた。男根切断云々はウラノスとガイアのような神話。彼女の生い立ちは、リュサンデールにとっては全く他人事で関わりない。
その一々が、それぞれに脈絡がなく、前後でなぜそうなるのか繋がりがない。
「親の因果が子に祟り……」のような情念がない。「なんでそうなるの?」という説明はなく、まるで、ここには時間の流れはなくて、その日に突然そういう設定で彼女のキャラが立ったかのようだ。
精霊のいる世界
「精霊」について、アニミズムの説明は外部で読めばいい。精霊というキャラクターの在り方は、自然に宿る諸力の実在を説くよりは、人の心と自然の関係に近い。
たとえば、炎の精霊が火の元素を体現していることに科学的な根拠はほとんどない。その説明は皆無と言っていい。『火神を斬り殺した血から雷の神々が生まれた』といったところで、なぜそうなるのという説明にはなってない。ただそうなったと語るだけだ。
時間的な経緯や、進化の過程がなく、突然に、そういう設定のキャラクターがその場に出現してしまう。それが、キューブによる世界です、ということがひとつ。
巡礼物語の機能
リュサンデールのお話の教訓としては、「良い心を持ちなさない、そうすれば良い人になります」という、素朴な躾けでしかない。もともと良い子ならその教訓あってもなくてもいいくらいだけど、それでおしまい。
ここは、人の心の妄想をキューブが具現化してしまう世界。邪悪な妄想からは邪悪を具現化してしまうだろう。だから、悪しき思いを抱くなと教えたが、「わるいことを思ってはいけないのよ」と教えてその通りにできる人がいるだろうか? ここはひとまずそれまで。
あと、エリニュスが憎悪の精霊ならヴィランは何の精霊だったののような興味もあったけど、それはべつ。