パッセンジャー
2025/06/14 (土) 18:08:36
北ウイングさん
※2の続き
そして現在の日本にとっての憲法9条の存在意義とは、
①戦後の日本は常に憲法9条を「参照」しながら自衛隊を運用し、そのことを実直に行ってきたことをもって、諸外国(民)に対し「日本は名実ともに平和国家である」ことを説得力をもって説明できる。
②東西冷戦期はソ連という【強烈な軍事的脅威】と隣り合わせにいながら、米軍の駐留と憲法9条の効果で、「重武装」をせずにすみ、また「海外派兵」も避けることができ、
「経済活動」に専念できた。
旧ソ連という軍事的脅威は、現在は中国共産党の支配する中国・北朝鮮・ロシアという3つの軍事的脅威に置き替わっているが、憲法9条と米軍駐留の基本的な役割は変わらない。
ということが挙げられると思います。
但し今後の見通しとしては、
①マトモな外交というものが通じない国や地域もあることが誰の目にも明白になるなど、諸外国の情勢変化が激しさを増すにつれ、それに合わせるようにして「解釈改憲」は、今後ともどうしても避けられない
(それが許されないなら、文理の通りに憲法9条を解釈しなければならないなら、自衛隊の存続すら違憲になってしまう)。
②米国の覇権による世界秩序維持が今後見通せず、また、その相対的地位低下には歯止めがかからず、益々内向き国家に衰えて行くと見られることから、日本の自衛のための「解釈改憲」の必要性は今後とも生じ続け、提起され続けることが予想される。
③憲法の「条文改正」については政治的コストが高くつき、尚且つカケの要素が多分にあるため、おそらく安倍元首相でさえ本気でやる気ではなかっただろうと思われる。
以上のように考えます。
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