書き込みが遅くなってしまい、申し訳ございません。
卒業研究発表会、そして2年間のゼミナール活動お疲れさまでした!あんなに悩んで大変だった卒業論文執筆も、いざこうして終わってしまうと名残惜しいものです。
まず、3年次から振り返っていきます。私はかなり怠け者である自覚があるため、日頃から自分を追い込んで忙しくするようにしています。末廣ゼミもガチゼミと言われていたから入りました。せっかくみんな同じ2年間を過ごすのであれば、できる限り有意義な2年間を過ごしたかったのです。実際に末廣ゼミで2年間を過ごしてみて、末廣先生の溢れんばかりの知識を浴びることができて本当に楽しかったです。ももちゃんが言っているように、今思えばプレ・ゼミから卒業論文発表会まで伏線回収が見事で、まんまと先生のプロットに乗せられていました。特に、プレ・ゼミの「クイズ文によるレポートの書き方」と「映画を分析しよう」のレクチャーは卒業論文の執筆の中核となりました。『から騒ぎ』に関するゼミナールではじょじょにメンバー同士の添削や質問をする機会が増えました。私は思ったままに、ときに厳しいコメントもしてきたつもりでいるのですが、それは本当の意味での思いやりを持ちたいと思ったからです。私は部活動やアルバイトでの経験を通して、自分がいかに外からの評価を気にしているか、そのせいで本音が言えていないか、強く実感していました。優しいことはいくらでも言えますが、厳しいことを言うには自分にも周りにもストレスがかかります。だからこそ、外面ばかり気にしている自分を変えたくて、意識して本音で接するようにしてきました。そんな私のコメントをみんなは優しさで吸収してくれてたいへんありがたかったです。ミュージカル映画のプレゼンテーションでは、みんなの鋭い独自の観察眼に刺激を受けました。個性豊かなメンバーの、個性にあふれた分析を拝聴することできて楽しかったです。
次に、4年次を振り返っていきます。4年次に入ってからはかなり忙しない毎日を過ごしました。教職課程を履修し始めたり、バイトで昇格してマネージャーとして働くようになったりしたり、忙しく過ごしていました。そのため思うように論文執筆に充てる時間を確保することが難しかったのですが、すべて自分で選んだことなので言い訳したり文句を言ったりしないように全力で努めてまいりました。辛いことも多かったのですが、ももちゃん、ちーばちゃん、ちーちゃんをはじめとしてとっても聞き上手で優しすぎる友人たちのおかげで折れずに最後まで走り抜けることができました。特にこの三人には感謝してもしきれないです。卒業論文執筆に関して言えば、ゼミ合宿を機に大きな決断をしました。それは、研究対象となる作品を『モーリス』、『君の名前で僕を呼んで』から『赤い河』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』へと変更したことです。結果的にこの決断は良いものだったと思います。ただ好きだという理由で選ぶのではなくて、論じたいことが、言いたいことがあるものを選ぶべきだと今では思います。賞を獲得することはできませんでしたが、自分が論じたいことをめいっぱい論じることができました。賞をいただかなかったことは先生からの贈り物だ思っています。そのおかげで今の状況に慢心せず、より上を目指してがんばっていけるからです。(もちろん涙が出るくらい悔しかったですけどね!!!!) 先生は個人相談や講評で繰り返し私の書く能力についてお褒めの言葉をくださいました。言葉、日本語は以前から好きでしたが、自分にそのような力があることは自覚していなかったので驚きました。私は書くことは好きですが、仕事にしたり長く続けたりすることは現実的に厳しいのではないかと内心諦めていました。しかしながら、先生が認めてくださったおかげで、「書くこと」に関する道も少しながら見えてきました。「書くこと」も視野に入れて将来設計を見直していきます。
ここまで読んでくださった方は分かると思うのですが、私は基本的に自分のことばかり考えています。自分の成長、自分の満足感を最優先に生きています。本来だったら人が離れていってしまうような性質を持つ私でも、見捨てずにいつもそばにいてくれる末廣先生や友人に出会えたことが私にとってかけがえのない宝物です。このありがたみをつねに忘れないようにするので、ぜひこれからも一緒にいてね。末廣先生、メンバーのみんな、2年間ありがとうございました。心より感謝申し上げます。みんなの未来が明るく照らされますように!