素直に天野正道を聴けばいいんじゃない? ガーゼィは日本の小説で、日本のOVAだ。鷺巣詩郎=天野正道というイメージがあるくせに鷺巣詩郎は避けるというひねた通り方をするからだ。ここ富野由悠季の小説通読なんだけどな。
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素直に天野正道を聴けばいいんじゃない? ガーゼィは日本の小説で、日本のOVAだ。鷺巣詩郎=天野正道というイメージがあるくせに鷺巣詩郎は避けるというひねた通り方をするからだ。ここ富野由悠季の小説通読なんだけどな。
先週の寺嶋民哉「風を見た少年」の音楽は、「音楽も映画も原作小説も、どれもそれぞれに良さだけど手放しには何とも言いがたい」ような曰くが、わたしはバイストン・ウェル感に近いものをおぼえる。時期的に比較的近いからガーゼィを連想する。飛ぶし。
90年代にアニメ映像化されなかったか、されても飛ばなかった富野小説作品を読むとその架空のサントラをあれこれ想像するうち、「当時活躍中で、富野監督とは組まなかったアニメ作曲家」のように空想する節もあるわけで、去年中はちょうど通しリスニングをしていたから和田薫音楽なども考えていた。それはオーラバトラー戦記(1993)頃に当てて当時サイレントメビウスだったか……。
この「風を見た少年」を聴き返しているとやはり宇宙戦艦ヤマトには聴こえる気も、するので、今夜はその交響曲を聴いてみる。わたしの手元に幾つかあるがこれは「交響曲ヤマト2009」。いま氷川竜介さんの本を開いているのでそのおさらいも。ヤマトそのものになってしまうとバイストンやウェルな気はもはや微塵もしないが、ここがもともと30年も前のラノベを通読しているような収穫に乏しいことなんだからそのつど何らかの連想で関心は広げるべき。それとCWニコル『勇魚』をあらためて読書予定に積んでおいた。