「交響詩 ガンダムF91」を聴く。小説読後のイメージアルバム的な気分なので、OSTよりかこちら。映画はまた見るかもしれない。
わたしはこのF91の音楽には、世間一般並みと全く同じような感想・連想しか持っていないが、これ交響詩(組曲)として純粋に格好いいので棄て置かれるのも勿体ない。へんな印象が混ざって微妙な気持ちになるのは、それこそ時代性みたいなもので「これを再演してほしい」みたいな欲求が、どうしてもあまりない。それは三枝楽曲と差のあるところ。
わたしは門倉聡作品は他にあまり持っていないし聴いていない。他にメタルマックスくらいしか知らないが、たぐってみれば面白そうな音楽家の人のようでもあって、それはまた今度にしよう。主題歌は、森口博子の最近のガンダムソングカバーズアルバムから聴いた。
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そういえば昨年末から今年にかけて、わたしの気持ちでは、ちょうど富野再読が『ガイア・ギア』にかかったところでNHK-FM年末のバイロイト音楽祭で「ニーベルングの指環」を全曲する機会になったから、順当に読み進んで『F91』の頃には、クラシック音楽のモチーフもワーグナーから時代下って「ペレアスとメリザンド」あたりのイメージを当ててみると面白いかも、と想像していた。
『F91』まで来てみると実際にカロッゾ・ナディア・シオのような関係図にそれほどペレメリ感もない。アニメのOSTには全然ないし、上の小説レビューにも書いてるようにF91ガンダムが発進したら諸々のいきさつは後に置き去り破滅する世界を疾走して燃え上がる、やはりお祭りだったし、これはこれでよかった。