SFマガジン4月号 戦闘妖精・雪風、読切「棘を抜く者」を読む。これは雪風〈改〉愛蔵版(2022)に書き下ろし・収録作らしい。
なので今更だが、シリーズ読者には通念と思う過去エピソードが若干、書き変わる。それはそれでまた、このエピソードから第一作の不安な関係に繋がらない気もするが……。次はブッカー少佐が零に毛筆の持ち方を指導して漢字を書かせているかもしれない。
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雪風の命名ってブッカーじゃないの?……だけど、書いたのがブッカーだよ、と。「名付けたのは誰か」に何らかこだわりたい人はいるだろう…。
昔の駆逐艦の名前だとは、零はブッカーに後で教わっている。「どういう意味か」と訊かれたときには、
とこだわっていた。
わたしは上の短編は読んでいなかったのだけど、一日以上時間が経ってふと、前日譚にバーガディシュ少尉がいるのはおかしい気がしたが、まあ、そういう齟齬を言い出せば「ぼくの、マシン」の頃だって何か違和感だった気はする。
雪風は間を空けて書き継がれているので人物の性格が数か月で二十歳ぶんくらい変化していても気にしない、とは前回。五部の連載中、エピソードを読むたび「また知らない特殊戦機が出てくる…」と思っていた。それも恒例。零が同僚の名前を覚えていないらしいのは意外な箇所があったけど、考えてみればもともとその方が意外でないのかもしれなかった。