かとかの記憶

野阿梓 通読 / 40

42 コメント
views
40

『バベルの薫り』読了。幕引きを預かる譲次君はその役だとはいっても、全部彼が持っていくみたいでずるいよ。やはり鍼のところが断然クライマックスで、主役は孤悲、と思えるんだから間違いではないと思う。

次は『五月ゲーム』を準備しているけど、少し間を空けようかな。そう言っていてもあまり縛るものはなく読んでいるかもしれない。

通報 ...
  • 41

    途中の一箇所、言葉の意味があやふやで通ったのは、

    「ああ! この薫りじゃ。未熟(うみつわ)った果実(くだもの)のごと(こく)のある、繁れる霊猫(シベット)のごとなまめかしい、この薫りじゃ。

    この「繁る」は「発情する」の意味か。繁殖の繁。植物のことかと思い、シベットが何だったかふと忘れた。

    42

    いや違う、たしかその「濡れる」ことを「しげる」とか「おしげり」と言うんだったか。上を書いたあとに思い出した。それでなければ忘れたまま通過してただろう。ちょっとこわいな。