アジア市場で、新型コロナウイルス感染症の検査キットや治療薬を手掛ける企業の株価が上昇している。感染者数が急増しているためだ。
韓国の検査キットメーカー、スジェンテックの株価は一時29%上昇。東京株式市場ではコロナワクチンの製造を手掛ける第一三共の株価がUBSによる目標株価引き上げを受け7.4%高となる場面があった。香港市場ではコロナワクチンも製造する上海君實生物醫藥科技が一時4.3%高となった。人口密度の高い香港やシンガポールの保健当局はコロナ感染者数が急増していると警告しており、アジア全域で再流行の波が広がっている。中国疾病予防コントロールセンター(中国CDC)のデータによると、同国では昨年夏のピークに匹敵する感染の波が到来する可能性があるとみられている。
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