アグニコ・イーグル・マインズ・リミテッド(NYSE:AEM)(TSX:AEM)は、強力な金生産と金価格の上昇に支えられ、アナリスト予想を上回る第2四半期決算を発表し、発表後に株価が3.3%上昇した。
同金鉱山会社は2025年第2四半期の調整後1株当たり利益が1.94ドルとなり、アナリスト予想の1.75ドルを上回った。売上高は28.2億ドルに達し、市場予想の26.5億ドルを超えた。同社は記録的なフリーキャッシュフロー13.05億ドルを生み出し、前四半期から2倍以上に増加した。これは堅調な事業運営と好調な金価格を反映している。
当四半期の金生産量は866,029オンスで、総現金コストはオンス当たり933ドル、総維持コスト(AISC)はオンス当たり1,289ドルであった。同社は年間生産ガイダンスの中間値の約51%を年の半ばで達成している。
「当社の高品質資産ポートフォリオは今四半期も優れた結果を出し続け、記録的なフリーキャッシュフローを生み出し、前四半期の2倍以上となった」とアグニコ・イーグルの社長兼CEOであるアマール・アル・ジュンディ氏は述べた。「この業績は、金価格環境の強さ、当社の規律ある費用管理、そして事業運営の一貫性を反映している。」
アグニコ・イーグルは大幅にバランスシートを強化し、2025年6月30日時点で9.63億ドルの純現金ポジションに移行した。同社は現金ポジションを4.19億ドル増加させて15.58億ドルとし、長期債務を5.5億ドル削減して5.95億ドルとした。
同社は2025年の生産ガイダンスを330万から350万オンスの金、オンス当たりの総現金コスト915ドルから965ドル、オンス当たりのAISC1,250ドルから1,300ドルに維持した。
アグニコ・イーグルは株主還元への注力を継続し、1株当たり0.40ドルの四半期配当を宣言し、当四半期中に平均価格119.47ドルで836,488株の普通株を買い戻し、総額1億ドルとなった。同社は5月に通常の株式買戻しプログラムを更新し、買戻し上限を最大10億ドルに引き上げた。
同社はまた、カナディアン・マラーティックでの記録的な開発、デトゥア・レイクでの探査坑道開発の開始、ホープ・ベイ・プロジェクトでのインフラ整備の進展など、主要成長プロジェクトの進捗も報告した。