電子漂流のはなし

管理室 / 37

37

群島世界

ジェイン・ヨーレン『三つの魔法』(1974, 宇佐川晶子訳)読了。海上に点在する島々、群島世界(アーキペラゴ)を舞台に巡り旅するファンタジーでは有名なのは「ゲド戦記」シリーズを挙げられるだろうがヨーレンのはもうちょっとクラシックなメルヘン。子供のための、でも大人が読んだとしても物足りなさや苛立ちは感じさせないヨーレンは巧みな語り手だ。

現代ノベルにありがちな語り口では読者はしばしば主役の、ここではシアンナやランへの共感は早々に尽きてブラガードやブリーカードへの興味だけで読み終えて作者への冷淡な評価して終わることが大変に多いが、ヨーレンの物語は素朴にみえてその、モラルが逆転する悪意的な目線を挿ませない。それは、小説の文章が「歌」のリズムに大いに依っているからだろう。これは邦訳だがその気分はわかる。

通報 ...
  • 38

    ゲーム『電子漂流のはなし』と関係ないが海や島にかかわる本をわたしがその日に読んでいたらここに書き留めてみてもいい。

    アーキペラゴ世界といえば最近では、佐藤茂『競漕海域』(1997)を読んでいた。それは富野通読の∀ガンダムからの経緯だったが。それはわたしの趣味かといえばちょっと違うが、そういうの。

    電子漂流のはなし
    katka_yg 2026/08/02 (日) 23:30:26 >> 67

    AM文芸部がもしあるなら、泉和良作品や電子海にかぎらず、海洋冒険小説や、海洋交易や航海について歴史学一般など、このゲームには直接かかわらない基礎教養を語らうトピックなど、ここにあっても悪くなさそうだな。

    わたしについてなら最近、宗教史から考古学に逸れて『メソポタミアとインダスのあいだ』(ディルムン発掘史)、を読んでた。古典では『エリュトゥラー海案内記』を読み返してもいい。小説ではタニス・リー通読中で『パイレーティカ』、つい昨日まで五代ゆう『遥かなる波濤の呼び声』を読んでいた。そういうトピック。

    ただ人が来て、ただ書名を挙げて「これ読みました」と書いておくだけでためになるだろう。

  • 39

    それで、どこでもざっと感想を書いてしまえばそれをほぼそのままでも記事として、わたしの投稿スコア+1にもする。

    katkaさんの感想・レビュー
    katkaさんのジェイン・ヨーレン『三つの魔法 (ハヤカワ文庫FT)』についてのレビュー:海上に点在する島々、群島世...
    Booklog