伝説のアイテムあれこれ
「ファトマの盾」は何人かでする話題になっていた。それは初年頃に入手例があったらしい。レアな敵の稀ドロップで、Wikiに誰かが書き込んでいた。電子海のレア敵はなかなか湧かず、そのランダムドロップはなかなか狙えない。
ファトマの盾、火国の鎧、イリアの粉など……電子海で特定のレアモンスターを召喚しようと思えば方法はあるけど、プレイはかなり悪辣な行為をするのでそこまでして欲しいとは思わなかった。入手してもどうせすぐ壊れるんだし。あえて手は尽くさず心の隅に置くだけで、消極的に捜しているだけでは、何年続けても最後まで手に入らなかった。
「強欲の鉤爪」「強欲の財布」は、わたしが入手したことがある。バージョンアップの前後で、条件設定が変わったのか、一度購入してその後喪失したきり、以後に二度と見てない。それはわたししか見てない。内部データには残っていると思う。
存在はしているけど入手方法が正しくないアイテムのことは、AMの旧いゲームにはたびたびあり、そのせいで達成率は100%にならないのは普通。むしろSteamでは図鑑の埋まらないことはやかましく言われすぎで、元々そんなものだと。
AMのいつもするクリフハンガーでも、存在を示唆されてるものが実際に存在しないことを証明するのは難しいんだ。それについて断言しているとしたら不正操作なんだし。不正ルートで「ない」と伝わっていても、あたかも探せばどこかにきっとある、かのように振る舞わなければならない。
そのご、アイテムは同名で別のゲームで実装されてもそれはすでに別のアイテムなんだけど、過去のいきさつでそれに感慨を懐くか、イラッとするプレイヤーもいるかもしれない。そうしたプレイヤーは心当たりがあると思う。
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「伝説」という言葉の意味は、今いったので分かると思う。語りぐさ。他にもあっただろうし、ここにもまたあるはず。探せ、となる。
あの頃のジルと魔獣ドンゴ
地球の、とある村の近くにそのころ魔獣ドンゴが住み着いていた。魔獣に恐れをなす村人が集まり相談しているところに、あの頃のジルが通りかかった。ジルは、その魔獣ドンゴは私の捜している魔獣かもしれないと言い、彼一人で魔獣に挑むことになった。話していると丘の上に魔獣ドンゴが姿を現し、村に向かって迫ってきた。
巨体でもって押しかかるドンゴにジルは腰の剣を抜いて迎え撃ち、魔獣の牙と剣刃とががっきと噛み合った。刀身を咥え込んだドンゴは万力のような力を加えながら、首を一捻りすると剣をへし折ってしまった。「宇宙最強」といわれるジルの剣があっさりと破壊されたことに見守る村人たちは皆おののいた。勢いづいたドンゴが、無手になったジルにとどめの噛みつきを見舞おうと襲いかかった。ジルは、退かず、真っ向から拳で叩き返した。
一トンを超す巨体がもんどり打って転がり、丘の斜面を転がり上がって突き出た岩に激突した。ジルの拳は不思議な光を放ちながら、高周波の唸りをともない振動していた。ゆっくりと転げ落ちてくる魔獣に二度目の拳は穿孔機のように貫通し、魔獣を粉砕した。魔獣の体内からは、魔獣が捕食したスカイフェアリーの死体にまじって魔ヶ玉が出てきた。これは、私の求める剣ではなかったとジルは言い、魔ヶ玉を村人に譲って立ち去った。