輸送以前に兵器は軽い方が安くてたくさん作りやすいから日本陸軍はたくさん作りにくい重い戦車を嫌った。あと工作精度が低いので重い戦車を軽快に動かすための変速機が作れなかった。いくら性能がよくたって動かせない戦車なんてただのガラクタだからね。輸送に関しては大陸方面限定だけど、大連や釜山の100トンクレーンを抱える港を確保しているし、実際に20t以上の重砲を多数持ち込んで対ソ連用に配備してる。そもそも日本陸軍は対ソ連がメインで、太平洋戦争は海軍の役割と考えていたらしくて、南方の島々で戦うことを想定してない。実は太平洋戦争開戦時の上陸戦は付け焼き刃のアドリブで真っ当に訓練してない
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そもそも日本軍の戦車整備自体、どういうことがしたいという運用面ではなく(運用機材含む)調達面の利点で「軽くて小さいのがいい」というのに引き摺られた感じがするのがなんとも。新様式中戦車選定の時にも、チホ車開発の時にも戦術面ではなく「コストか性能か」で参本と戦車学校が延々とあーだこーだやってたわりには、独ソ戦の戦訓が入ってきた頃になると突然25t級とか35t級がポンと出てくるを見ると、デリックや門橋みたいな設備の制約というのは本当に「細かな問題」なのではないかと…。