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ウクライナ問題とGaijin / 23639

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23639
名前なし 2025/09/12 (金) 21:55:09 6b901@db6f2 >> 23632

アメリカは報道の政治的公平性に関しては日本の放送法が生まれる前年の1949年にフェアネスドクトリンというものが制定され、これにより意見が対立する重要な問題では異なる意見も放送することが決まったが1987年にレーガン政権下でフェアネスドクトリンは廃止。理由としては規制対象が地上波とラジオだけでありケーブルが入っておらず80年代になるとケーブルがずいぶん増えてきてそれらのチャンネルでは非常に汚い言葉以外に取り締まらず一分A派の話をしたら1分B派の話をするイコールタイム原則が厳しくなった、結果時代に合わないとして廃止。そして90年代にフェアネスドクトリンがなくなって自主規制も必要なくなり勝手なこと垂れ流せる保守系ラジオが売れた、そして小規模ラジオ局の買収が進み70年代情報番組の5%程度だったラジオ情報番組が90年代になると情報番組全体の30%を占めるようになった、それらトークラジオ番組で話されていた内容はトランプより酷いといえる内容でフェミニストはナチスだの、黒人対黒人のフットボールはギャング同士の戦いだの言いたい放題、ただそれが南部中西部ではもの凄い人気になった。フェアネス・ドクトリン時代自主規制で出来なかったことが一気にできるようになって数%は必ず聞いている政治インフラになった。情報番組の3割を占める情報、政治インフラが好き勝手言い放題な状況が生まれた。さらに96年、通信法が改正されて複数のメディアを所有できるようになると、例えば宗教団体などが何局も持って偏った同じような考えを色々なメディアから流す。それまでの放送局と言えばリベラルなものが多かったが、これ以降、保守系の団体が小さなラジオ局を買い占め、放送が保守系インフラになった。右側のメディアが増えるとそれに対抗して左側も出て来る。メディアは分極化し、2つの異なる真実が出て来ることになり人々は分断される。メディアの信頼度はG7で最低、保守とリベラルで全く違う2つの真実がでてくる国。90年代後半の20年から30年アメリカは不幸でしかない。

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