《一般》
・レーダースコープの変更(azimuth:水平、elevation:垂直のスキャン範囲)
《Thale(Rafaleのradar)》
・TWS最大補足数:10 → 40 (今まで全て一律10で、10を超える敵機の同時認識は出来なかった)
・仰俯角:±60 → ±70° (仰俯角の最高値±70°に並ぶ、東側の俯角は-40°が多いなか、かなりのアド)
・TWSスキャンパターンの追加(これまで広すぎるパターンしかなかったので新規発見が遅れることがあった対策と思われる)
《N001,N019 (MiG-29,Su-27famのradar)》
・TWS距離ゲート:1000m → 2000m
TWSアップデートが失敗する頻度減少が期待される(これまではスキャン周期が長すぎて、その間に敵が距離ゲート1000mを出てしまっていたため、検出は出来てもTWSがアップデートを失敗して虚空をロックするような表示となっていた)。
《Missile Lead Marker追加》
・ミサイルのリードマーカーが追加。この機能を持つレーダー限定。凡そこのマーカーに向けて撃てばミサイルが最短距離で命中する目印と思われる(ミサイル毎に速度が異なるので当然マーカー位置も異なる)。速度ベクトルは自機がロールするとクルクル回って、敵の進行方向がイマイチ分かりにくかったが、リードマーカーは自機姿勢によらず一定なので敵進路が分かりやすい。
《Chaff filter》
・signal(検出)部は変わっていないのでチャフは相変わらず検知するが、検知後のfsms(モード切替)に変更有り。下記フィルタでチャフと認識した場合、ARHM同様に1秒間慣性モードへ移行。
・dir filter:角度フィルタと思われる。
・dist filter:加速度フィルタ。
・doppler filter:速度フィルタ。
図はPD TRKだがTRKやTRK HDNも同様。
《TWS UPDATE閾値の詳細化》
・距離ゲート/速度ゲートの細分化が行われているようで、もしかするとTWS DLがミサイルに移る現象が改善する可能性あり。
ミソのリードマーカーが思ったより全然ロフト推奨してなくて以外だった ほんとに最適値なのか未だに疑問
↑最短距離って書いてあったわw
・ロフト角増:速度減、速度維持増→ヘッドオンで敵が向かってくるときは有効だがテイルオンで逃げている敵には遅い速度でいくら追いかけても無駄。
・ロフト角減:速度増、速度維持減→上記の逆。特にBVRのヘッドオン以外で手動ロフトする意味はあまりない
※撃った後で敵機が反転したり状況は時々刻々なので、システムにロフトまで推定させる意味がないのかと想像する