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卒業研究発表会を終えて / 2

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 2年間のゼミナール活動お疲れ様でした。卒業研究発表会を終えたらホッとするのかなと思っていましたが、実際は「終わっちゃったんだ」という寂しさの方が勝っていました。私はこのゼミナールに入ることができたのは奇跡であり、運命であったと思っています。私の学業成績は悪く、他のメンバー達とは違い、映画やミュージカルに関しても好きだとしても人に語れるほどのレベルではなかったので、先輩方や後輩の時のような選抜が行われていたとしたら、私がこのゼミナールの一員に選ばれることは無かったと思います。なので選抜なしで末廣ゼミに入れると決まった時は奇跡が起きたと思いました。
 ゼミが決まってからの日々は本当に本当に苦しく大変でした。一番初めのレポート課題が課された時に「レポートってどうやって書くんだ?」「何を書けばいいんだ?」と何も分からなかったことが未だに強く記憶に残っています。その後の先生と先輩からの愛の鞭は今までに他人からこんなに言われたことがないというくらいの酷評で落ち込みました。周りのメンバーは出来ないなりにもレポートとしては書けていた様子で、その場に居るのも恥ずかしいくらいの劣等感を感じていました。でもその時に改めて「今の自分は無知すぎで、周りと比べてもかなりの遅れをとっているのだ」とその時の自分の現状というものを知ることができたことで、その後のゼミ活動の中で素直に分からないことは分からないと人に聞くことができたり、出来ないのに出来る振りをしようとしたりすることがなかったのだと思います。それからはとにかく必死でした。相変わらず、他のメンバーよりは劣っていたとは思いますが、毎度の先生から酷評の中でもやる度に「この前とは違う事を注意されている」と新しいことを指摘されているということに喜んで、それをモチヴェーションに繋げるという謎な自分がいました。
 そして不思議なことにゼミ活動を頑張りだしてから、それ以外の活動や授業も頑張れるようになっていきました。それまで苦手とし「友達がいないならそれでいいや」とまで思っていた人間関係も、このゼミに入ってからは周りのメンバーや先生の温かさのお陰で「友達っていいな。仲間っていいな」と私の考えを変えてくれました。私はこのゼミに入ったことで学業的にはもちろん、人間的にもかなり成長することができました。これは全て先生を始めとした、メンバー達のおかげです。メンバーが皆だったから仲間に入りたいと思ったし、レベルとしても追いつきたいと思えました。このゼミに入れなかったら、恐らくあのまま腐っていたと思うので、私を成長させてくれ、そしてそれ以上に一生の思い出を作らせてくれたこのゼミとの出会いは本当に運命でした。
 最後になりますが、2年間ダメダメな私を見捨てずに指導してくださった末廣先生、一緒に学んだメンバーの皆、私がこの2年を充実させることができたのは皆さんのおかげです。本当に2年間ありがとうございました。

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