2年間のゼミナール活動お疲れさまでした!
最後の卒論発表会が終わってから2週間以上経ってしまいましたが、いまだに卒論を書いている夢を見ます笑。4年生になってからは、頭の中が卒論でいっぱいだったということを今になって気付きました。ゼミが始まったときからを振り返ってみると、それこそ1万字の論文が書けてしまいそうなくらい濃密な時間を過ごすことができたなあと思っています。私は2年次、親の手を借りるほど末廣ゼミに入るのに必死でした。このゼミに入ろうと決めたきっかけは特別総合講義でした。この時は末廣先生ではなく他大学の先生の授業目当てだったのですが、授業を受けると末廣先生の授業が面白いと感じ、いちばん印象に残っていました。はじめは大学があまり好きではなかったのですが、末廣先生とスペイン語に出会ってからは大学の講義はこんなに面白いんだなと感じ、大学が行くのが楽しくなりました。末廣先生のゼミは倍率が高いこともあり、成績がまずまずの自分はちゃんと入れるのかと不安もありました。そのためリアクションペーパーはわざと青ペンで書いて印象付けようなどと、今考えればイタいことをしていたなと思います。そこまでしていたのにもかかわらず、英米映画論の授業でレポートを期限内に出し忘れるという致命的なミスを犯し、絶望している自分を見かねた母が、先生にレポートを見てくれるよう頼んでくれたことは、感謝してもしきれません。
ゼミに入ってからは、2年間があっという間でした。それまで神として崇め続けていた先生がお酒好きと言うことも知り、一気に親近感を感じてしまったのですが、先生だけでなくメンバーたちもよく飲むので本当に毎回のコンパが楽しくて仕方ありませんでした。ゼミの説明会で聞いていたとおり、レポートや課題の量はかなり重めでしたが、嫌に感じたことはありませんでした。文章が書けなくて辛いことはたくさんありましたが、課題を積み重ねていくうちに、少しずつ自分の文章力や分析力が成長していくのを感じられたからです。プレゼンや合宿も準備は大変でしたが、振り返るとすべてが良い思い出です。私は大学でのゼミの時間が生きがいと言ってもいいくらい、ゼミの時間が好きでした。だからこそ、コロナの影響で大学に行けなくなってしまった時はショックでまた絶望しそうになりました。大学生活の最後で、卒論も控えているのにみんなと会えずひとりでやらなくてはならないのかと不安が大きかったです。もちろん、ひとりということはなく、オンラインで毎週個人相談の時間があったことでその不安は解消されました。本当だったらみんなと大学に集まって卒論執筆したかったなあと思いますが、それでもこんな状況下でZOOMを通して卒論を添削しあえたことは心の底から良かったです。末廣先生も言っていた通り、機会の中に困難を見つけるのではく、困難の中からいかに機会を見出すのかが大事なんだと思いました。2020年は困難が一気に押し寄せ、辛いことばかりでしたが、『ROMA/ローマ』という映画に希望を与えてもらい、このゼミのメンバーや先生、家族に支えてもらったからこそ、卒論を書き上げることができたと実感しています。
最後になりますが末廣先生、いつもいつも熱心に指導してくださり、ありがとうございました!末廣ゼミでメンバーとともに学んだことは一生忘れません。これから先も、みんなへの感謝の気持ちを忘れないように生きていこうと思います。本当に本当にありがとうございました。