女に目覚めるアベニール
〈アベニールめ……あ奴こそ、女として目覚めたらしい気配がある。女としての美しさを意識して、あげくに、それを求める心根を凡俗に期待しようとしている……どこにいるのだ? コスモ・クルスの女っ!〉
これまでの続きでいうと、祈女のアベニールは『アイドルになりたい』と思い始めたということらしい。それは2巻でフール・ケアらに問い詰められて〈わたしも美しいよ……!〉と心の叫びを発したときが彼女にとっての初めての女性性の目覚めだった、というのだが、ここまでの順序で読み取れる読者はあらかじめ相当に富野的に鍛えられていないとならないと思う。
コスモ・クルスのアベニールが宗教的なイコン(ヘイヤーガンの広告塔)であることを自発的にやめるなど、女王制などはまたヘイヤーガンの望むことではないらしい。これは前回書いたことで分かろう。
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