あとこの話のたびに毎度思い出すメモは、『F91』は親子殺しに迫っている。『F91』が1990年代に「家族」をテーマにしていることは知らない人はいないかのように言うが、意味は考えられているようでない。
簡単にいって、親が子、子が親を忌み嫌い、殺し合うように勧めれば「機械による殺戮」以上に人類の抹殺は捗る。親が偉いか、子が偉いかではなく、作品読後にもその印象を語っているなら自分の理解を疑えるといい。これはアーマゲドン人間のとき触れた。
あなた自身が知らずに人類抹殺のための端末、バグになっている。オルファンの抗体になりきってるみたいな言い方だ。たしかに、人類を黴菌扱いに駆除するには家族を破壊するのが早い。今頃にそういう流れに便乗するのは、おぞましいもの。
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