はっきりとキュンとなる胸
『ライラを乗せた二頭だての馬車は、恋人との距離が離れていく切なさそのままに、オッカム家の領地からベーブ家の領地にはいっていった。』……第三話は、前二話とも別の意味で、始まって早々から文体がおかしい。
「ライラ……わが心の新たなる海よ……!」
心のなかで、そう絶叫すれば、肉体がもつ精力がはじけて、ライラが走っている街道にむかって飛んでいくのではないか、とフラムロートには思えた。
富野作品でこういうのって珍しいかというと、いや、そういうわけでもないとは思うのだが。半分、気恥ずかしさで書いてはいない? マシュマーセロみたいなか……。
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破嵐万丈でもなかなか吹っ切れてないような半端な印象だったが。戦争でコロニー落としするのはリアルでも、愛で空が落ちてはこない。井荻麟の詞はどうだったろうか。井荻麟の恋愛詩。
ラハブはともかく、プリアプスとかいう夫人の名前には非常に違和感があるけど、この世界の人名はとくに既知の何かとは関係ない、のは当たり前として。
逆に、ライラがいかにもありふれた中東の美人の名前すぎるくらいか。『ライラとマジュヌーン』など、手元になければ求めておこうかな。ニザーミー去年頃に開いて詰んだきりでないか――それは前回、クラシック音楽のグルジア作曲家かの話題の流れだった。
(プリアポスは、古代ギリシアの巨大な男根を下げた牧神。卑俗な笑話によく出てくる)
なるのか!