かとかの記憶

Wars of Vis / 38

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小説を読みながら音楽作品のイメージを探すのは、連想に連想を連ねる面白さと、文を読んでいないときにも日頃その気分をつなぐ感じでするが、タニス・リーのWikipediaページのInfluences項をみると、クラシック音楽への言及ではまずプロコフィエフ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、ヘンデル……と続いていて、まるで参考にならない。そんな列挙ならおよそ誰の何作品についても言えそう。

ただ、ショスタコーヴィチの交響曲についてはAnackireの場面についてと具体的な理由が書いてあり、これからAnackireの予定ではあるから憶えていてはいいかと思った。たまたま、「ショスタコーヴィチ没後50年」らしくNHKラジオで一連の番組を録音したりはしていて聴くなら事のついでではある。NHKラジオやクラシック音楽界隈は毎年、どの季節にも誰かの生誕か没後30年か50年か100年を記念している。

あとこの項にある「影響関係」はやはりあんまり参考になりそうにない。古典的名作以外は、「当時の英国のTVドラマ」というのはそのパロディ要素はかなり大きそうでしかもわたしに分からないことだが、ちょっと辿るすべを持たない。まあまずそこまで真っ先にマニアックに行くまい。ショスタコーヴィチの準備くらいは、今しよう。

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    katka_yg 2025/09/24 (水) 10:00:47 修正 >> 38

    「日頃その気分をつなぐ…」というのは、わたしは音楽は概ね野外、道歩きの間にイヤホンで聴いていて、実のところクラシック音楽はその騒音環境にはあまり向いていない。

    映像作品のサウンドトラック盤は多少の音響効果が被っても気にならず、それが多くなりがち。前回、昨年からの経緯で和田作品がお気に入りに入っていたけど「個人的に同時に読んでいた」以外に直接関係はない。菅野由弘作品の通しリスニングも、こことはいまひとつイメージが繋がらないし……。

    タニス・リーは本人の見た目の印象でパンク・ロックの人じゃないのかとわたしは思っていたが、わたしがまずジャンルをよくは知らないし、その形跡もあまり分からないことだ。リーの映像化作品というのは実質的に皆無で、その劇伴音楽のような既存のイメージは、ない、と思っていいだろう。