人間はよせ集まって、それで大きな一匹の生き物なのだろう。減りはじめたら弱くなるにちがいない。たぶん、一定の人口以下になったら、急速に減り出してみんな死んでしまうにちがいない。
(『酸性雨』)
前回、『今宵、銀河を杯にして』の文庫版あとがきにも、作中の「生命場理論」について『科学というよりはファンタシィに近いものです』としながらその考えに愛着を語っていた。神林作品の初期の頃に点々と登場するのは承知しているが後にどう展開していったか、順序で追ってはいない。
通報 ...
投稿するにはメンバーである必要があります。
生命場理論の次の展開は『Uの世界』にある。地球を離れて地球生命場から遠ざかると他のどんな理由もなく人は死ぬ、というエピソードも。
『Uの世界』の世界の収録作品は初出は82年から84年だ。ここの順序を今後入れ替えたほうがいいのかな。