かとかの記憶

リーンの翼 / 166

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「23 ミン・シャオの怪」(旧)
「14 追って来る者」(新)

 リンレイは、言った。
 ちょっとひややかで、それでいて真面目だった。リンレイは、意識してやったのではない。そうしてしまったのだ。
 リンレイの迫水に対して初めて示した女らしさだった。(旧)

 リンレイは生真面目にいった。それは幼女の仕草であって、リンレイも意識してやったことではない。(新)

少女時代を海賊として男性のロールで振る舞うことに慣れていたリンレイ、という文章が続くのは同じだが、「女らしさ」と「幼女の仕草」とでは意味が違う。

同じ場面で、やった動作は同じで、迫水をチャームしてしまったことも同じ。ニュアンスが違う。劇でいうなら解釈というか、「演出のちがい」に出るのかな。当の著者が映像の演出家だしなあ……。

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  • 167

    こういうところがやはり、面白いね。「劇場版」では∀にしてもGレコにしても、微妙に足し引きしてニュアンスが違ってる。「分かりやすくしてくれてありがとう」、でもなくて、実際べつの話をしているが、同じ劇の別版、ないし新版ではある感じとよく似ている。

    近年、令和リメイクというのか、平成アニメのTV→映画新版というシチュがわりと続いた時期がありながら、それもカルチャーだというのが親しまれているから、読みたければこれらは楽しめると思う。