「6 報復の血」(旧)
「4 剣」(新)つづき
迫水の新しい戦闘支度には旧版では革の帽子に鉄片を仕込んだ兜様のもの、完全版では飛行帽の上に革兜を被ってこの革兜の仕様が同様のもの。この、元からの飛行帽をいつまで持ち歩いていたかはわたしは記憶にない。
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「6 報復の血」(旧)
「4 剣」(新)つづき
迫水の新しい戦闘支度には旧版では革の帽子に鉄片を仕込んだ兜様のもの、完全版では飛行帽の上に革兜を被ってこの革兜の仕様が同様のもの。この、元からの飛行帽をいつまで持ち歩いていたかはわたしは記憶にない。
章おわり。旧版では章末にムラブとミン・シャオの幕間が入る。
この剣戟のシーケンスは段取りはそのままにタイミングが変わっていることがある。
最後に矢の斉射をかわす際には迫水は数メートルを跳んだ(旧)のが十数メートル(新)に割増されている。
また呼吸について、どこで息を吸って吐いたか補われている。剣法小説では呼吸は必ず重要なのだが、わたしは読者としていつもよく分かって読んではいない。
完全版では、最初にガロウ・ランから分捕った青竜刀はこの戦いの初めに左右に持ったあと、ゲリィを救ったときにはもう捨てているらしい。いつ捨てたのか迫水も憶えてなく、以後出てこない。
ハロウ・ロイを哀悼なんて富野読者がネットですべきでないが、結局のところわたしは最後までフェラリオについて気にかけていた。