katka_yg
katka
2025/04/20 (日) 00:23:41
疲れて眠り込んでいた。先日まで読んでいた『アベニールをさがして』に関する夢をみていた。頁上の文字を読んでいるが、実際の全3巻の本文にはない文章で、わたしの夢が勝手に作った内容だが、それも二次創作の意識はなくて作中の一部として読んでいた。目が覚めても内容はまだ憶えていて、面白い。
場面は原作ストーリーの始まる以前、過去のいつか。いまだアラフマーンは完成してはなく、そのアラフマーン用の実験用コックピットといったものを用いたシミュレーションに当時のベストン・クーリガが挑んでいる。実験後に監督のヘイヤーガン大佐がベストンを呼んで一式の書類を見せる。それは未知の作戦プランで、将来の地球侵攻作戦を構想した手順書の下書きのようだ。『おまえにこれを見せる意味がわかるか』と大佐は訊ねるか、尋ねなくてもベストンは『わかる』と応え、この作戦プランは粗雑だ、粗雑だが、要旨としては実践されなければならないものだと語り始める。そこはまだインティパ効果が働いている。
書き留めている間に夢の記憶が揮発していって、文体や言葉づかいまではもう思い出せなくなった。――粗筋を記すと、作戦が時期尚早である理由を挙げて、現状でアラフマーンが地球に降下しても現在の大衆はその意味を誤認するであろう。『われわれのGが』とベストンはいって『ゴッドとかガイアといった名で呼ばれることは絶対に避けねばならない』、それはGそのものであらねばならない――といってアラフマーンの開発状況に話は戻る。ヘイヤーガン大佐は、こいつは機械みたいなやつだ。アラフマーンの検体にはまさにうってつけの人物だったが、どうしたらこんな人間が生まれ育つのだ、と相反する嫌悪感も抱く。
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