本日8月14日、ビットコインとイーサリアムがそろって史上最高値※を更新しました。
ビットコインは、約1ヵ月ぶり、イーサリアムは5日連続の最高値更新となり、市場は熱気を増しています。
背景には、米国での暗号資産規制緩和や、FRB(連邦準備制度理事会)による早期利下げ観測などがあり、複数の好材料が重なり、投資家心理を押し上げています。
・FRBの早期利下げ期待の高まり
米国時間8月13日、ベッセント米国財務長官がFRBの早期利下げに言及しました。
一般に、米国の政策金利が引き下がると、株式や暗号資産といったリスク資産に資金が流入しやすくなるとされます。こうした期待感が投資家心理を後押しし、ビットコイン価格の上昇につながった可能性があります。
・規制緩和が後押しする上昇トレンド
トランプ政権下で401k退職金制度において暗号資産投資を認める大統領令が発令されました。
これにより、米国退職金制度市場(約12.5兆ドル)の一部資金が暗号資産市場に流入すると見込まれています。
また、7月に成立したGENIUS法では、利回り付きステーブルコインの発行が禁止されました。
その結果、利回りを求める投資家の資金がイーサリアムへ流入し、価格上昇のきっかけとなりました。
・イーサリアム現物ETFに過去最大の資金流入
イーサリアム現物ETFへの1日の純流入額が初めて10億ドル(約1,480億円※)を超えました。
※ 1ドル=148円換算
現物ETFの運用規模が拡大することで運用会社はイーサリアムの確保に動き、市場に出回る流通量が減少し、需要が急速に高まりました。
結果、価格上昇への期待も一段と強まり、イーサリアムの価格を力強く押し上げています。
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