だいとっこー 決算発表 1月29日
レアアース関連では、テーマ買いのフロントランナーとなっていた東洋エンジニアリング<6330>が前週末16日につけた大陰線を境に利食い急ぎの動きを誘発し、下値模索の展開を余儀なくされているが、ひとたび全員参加型仕手株の素地を開花させた以上はすぐに火種が消失することもなさそうだ。信用取組は売り長で信用倍率は0.7倍。また、日証金では貸借倍率0.21倍で株不足により逆日歩がついている状態にあり、貸株規制の対象となるなど需給的な側面からリバウンドのタイミング待ちといえる。ファンダメンタルズ(企業実態)からのアプローチや株価指標から割高とか割安といった論議は既にナンセンスな領域に入っており、需給オンリーの相場と割り切るよりない。第一稀元素化学工業<4082>も同様で、東洋エンジほどは株式需給に逼迫感はないが、言語化できない需給バランスによって株価の値動きが決まることに変わりはない。
レアアース、あるいは海洋資源関連の切り口で有力視される銘柄は他にもいくつか存在する。大相場のDNAが呼び覚まされるとすれば大平洋金属<5541>は中期でマークしておきたい銘柄だ。同社株は昨年12月中旬を境に上昇トレンドに点火、今月15日には3100円の昨年来高値を形成した後一服しているが、新値街道復帰の可能性は高い。今のマテリアル系相場において人気化素地として重視されるのは過去に記録した大相場の実績である。東洋エンジなどにも共通項があるが、その時の記憶が足もとの株価形成にも少なからず影響を与える。大平洋金属の最高値は2007年5月につけた2万6850円(修正後株価)である。いうまでもなく今の株価とは1ケタ違う。同社はフェロニッケルの最大手だが、深海で採鉱したサンプルから高品位のニッケル・銅・コバルト合金などレアメタルを世界で初めて商業規模生産することに成功している。28年には年130万トン製錬できる量産体制を敷く構えにある。レアメタルに関していえば、脱中国の急先鋒の1社といっても過言ではなさそうだ。
また、大同特殊鋼<5471>も要注目銘柄としてリストアップされる。特殊鋼では世界屈指の競争力を誇り、日本製鉄<5401>が実質的な筆頭株主となっている。自動車向けが主力だが航空機や造船向けでも高い実力を有し、半導体関連の先端素材などでも実績が高い。同社はレアアース・フリーのネオジム磁石の開発・量産化を手掛けていることが大きなポイントとなる。こちらは今月15日に昨年来高値2276円をつけたが、これは06年4月以来約20年ぶりの高値水準。ほぼ青空圏といってもよく、戻り売り圧力が意識されにくい。
読みにくい、悪文の典型だ。