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米国株式市場 / 911

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いいね 2025/10/23 (木) 18:05:41 092bd@508ef

代替肉のビヨンド・ミート株が最安値から「10倍以上急騰」、その背景は?

植物由来の代替肉を手がけるビヨンド・ミートの株価が数日間にわたり上昇を続け、先週付けた過去最安値から1000%以上の急騰を記録している。トレーダーたちがこの企業を「次のミーム銘柄」と見なし、株を買い漁っているためだ。
最安値から一転、1週間で10倍超え
米国時間10月22日の取引開始直後、ビヨンド・ミート株は63%高の約5.80ドル(約876円。1ドル=151円)まで上昇し、17日から始まった上昇に拍車をかけ、年初来最高値を付けた。

ビヨンド・ミートの株価は16日に取引中の最安値である0.50ドル(約76円)を記録したばかりだ。同社が債権者と債務スワップする合意に至ったと発表し、既存株主の持ち分が大幅に希薄化するとの懸念から、この週の下落率は75%にものぼった。
株価が翌17日に約24%反発した理由は明確ではないが、22日までにビヨンド・ミート株はその最安値から1096%上昇した計算になる。

なぜ株価が上昇しているのか
17日に小幅な上昇を見せた後、ビジネスインサイダーは20日付けの記事でデミトリ・セメニキンというトレーダーを紹介した。セメニキンはビヨンド・ミート株の4%を取得したと発表し、レディット上で積極的にこの銘柄を推していた人物だ。彼は「Cabybara Stocks」という名前で投稿したYouTube動画の中で、同社の債務再編に強気の見方を示し、「破産リスクが大幅に低下し、バランスシートが大きく強化された」と述べている。
その影響もあり、20日には株価が127%上昇し、取引終了後も上昇を続けた。ラウンドヒル・インベストメントが運用するラウンドヒル・ミーム・ストックETFの構成銘柄に、ビヨンド・ミートが追加されるとの発表もこの上昇に寄与した。同ETFには、オープンドア、USAレア・アース、ヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス、オクロなども含まれている。
その後も上昇は続き、21日にはさらに146.2%高となった。ウォルマートと流通契約を締結し、全米の2000店舗以上に製品を展開すると発表したことが材料視された。

過去最高株価は、2019年7月に記録した234.90ドル
ビヨンド・ミートの過去最高株価は2019年7月26日に記録した234.90ドル(約3万5470円)である。現在の株価とは比較にならない水準で、上昇後の株価をもってしても、そこから約97%下落している計算だ。

需要が落ち込み、「ペニー株」扱いとなっていたビヨンド・ミート株
同社はパンデミック期に「より健康的な選択肢」として脚光を浴び、肉に代わる植物由来のタンパク質を求める消費者が増加したことで注目を集めた。しかし近年は需要が落ち込んだことで直近四半期の売上は20%減少し、株価は年初から70%以上下落している。代替肉市場全体も軟調で、アンリアル・フード、サン・ミルク、ヌープス、オーシャン・テイストなどの競合も同様に業績を落としている。

2019年に上場したビヨンド・ミートは、ピーク時には230ドル(約3万5000円)前後の株価で取引されていたが、その後急落し、「ペニー株」扱いとなった。もっとも、2021年にはバンク・オブ・アメリカのアナリストから「注目すべきレディット銘柄」として取り上げられたこともあったが、その年の終わりには株価が47%以上下落していた。

(forbes.com原文)

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