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ロックマンツルギ異聞第10話「怠惰」

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8月16日、基地内にて。
「ムムム、どォうなっておるんだァ!!ワシはロックマン共にィ敗れた筈だがァ…
場所が変わってェ、巨人共に囲まれておるぞォ…!?
否!ワシが小さくなったのかァ…!!」
ミニ・レプリとして再起動したマンモックスが現状を知り戸惑いを見せる。
そしてシェルコーンの時と同様シェリー、ロックマン変身者達、ミニ・レプリ達が状況を説明する。
「ほぉう、お前達はロックマン達の側に付きィ、ロックマン達はワシらに敵対心は無いということだなァ…!?ならばワシはこの現状をォ、受け入るるれようじゃないかァ!!」
「フィジカルだけでなくメンタルもタフな奴だな」
剣が一言。
そんなマンモックスに基地に来ていた志熊が諭すように言う。
「先の戦いで君が襲った夫婦はそこにおるロックマンの1人、沖藍玲の両親にして
ワシらにとっても大事な人間故本来なら許されざる事だが
玲に免じてワシらはこれ以上君を責めはせん。
その変わりデルタに教えられた誤った認識を改める為
善悪の概念や仁義、踏み外してはならぬ『道』…それらをロックマン達と共に
ワシらもとことん教え込むつもりでおる」
「ムゥゥ、かたじけなァい!」
マンモックスは頷く。
それから程なくしてテレビで世界的AI技術者、蝸牛 晶の特集が流れ始める。
蝸牛は茸土や拳志にも及ばない極めて小柄な体格の老人で度が厚い眼鏡をかけ、
アンテナ付きのヘルメットを被り、ロボットアーム付きでキャタピラで移動する車椅子「アシストくん」に乗っているという特徴的な容姿をしている。
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車椅子に乗っているのは体が不自由だから…ではなく頭を使いすぎる為
身体を動かすのが面倒くさいからであり
入浴中に新たな発見をした時興奮のあまり全裸で町中駆けまわったという逸話がある通り身体能力は見た目ほど低くはない。
番組の内容は次世代のAIやスマートハウスを始めとしたありとあらゆる作業の自動化に関するもの。
その中の1コマでかつて津田がストーキングしていた外国人美青年が映り込む。
美青年の名はネット・ブロッサムといい学生でありながらネット工学の分野で
天才的なセンスを持ち蝸牛の域に届くのではないかと紹介された。
これに対しシェリーは顔を輝かせる。
「私の曽祖父ね。この時代ではまだ若くてそこまで知名度はないけど私がいた時代では
蝸牛博士と肩を並べる天才と言われているわ」
「博士のひいおじいさんですか!
博士の他の祖先もこの時代にいるという事になるけど会ってみたいですね」
劾が思わず反応する。
後に「他の曽祖父母」が思わぬ形で判明する事を今は知らずに。
その後番蝸牛は嘘ニュースの内容の通りAIが人間を支配する事は否定しつつも労働の全自動化を目指している事を伝え番組は終了した。
「博士の時代では労働は必要なくなったのですか?」
玲が問いかける。
「いいえ、全部の労働が自動化されたわけではないわ。
『消えた仕事』はこの時代より更に増えたけどね」
「消えた仕事…改札口の切符切りやら写真屋やら色々あるのう。
余計な手間が省けるのは良い事じゃがかと言って無職が当たり前となれば人間が腐ってしまうぞい」
砂井が呟く。
「…ところで博士、さっきひい爺さんをテレビで見た時、『懐かしい』と思ったか?」
剣がシェリーに問う。
シェリーはそれを否定。
「いいえ、曽祖父は私が生まれる前に亡くなっているからそんな気持ちにはなれなかったわ」
面識がなければ「懐かしい」と感じるのは無理があるというもの。
一方、問いかける剣の表情は何か悩まし気で困惑している雰囲気である。
この後、剣は自分でも訳の分からない事を口にする。
「俺は博士を見た時…『懐かしい』と思ったんだ…
博士を助けたのも、未来人だという事をあっさり受け入れたのも、
ただの親切心からじゃない…何だか自然とそうしたくなったんだ…
すまない、変だよな…」
「ツルギ君、そう気を病まないで…」
シェリーが優しく剣をなだめる。
「『懐かしい未来人』…訳がわかりませんぜ…」
このやり取りを聞いた翔はますます困惑するのであった。

一方、デルタのアジトにて…
「見てごらん、グレッゲージ…傲慢で怠惰な人間の本性というものを…」
アジトのモニターではテレビでは流れなかった蝸牛の次世代AIに関するレセプションや企業との商談の映像が流れている。
デルタが盗撮したものである。
以下がその内容である。

次世代AIに関するレセプションでは…
「蝸牛博士のヘルメットは脳波を増幅させて対応した機器を動かす機能がありますが…
これを応用すればAIやロボットに心を持たせるのも夢ではないのでは?」
ネットが蝸牛に尋ねる。
「何を馬鹿なことを言っておる。そんなつもりは毛頭ないわ」
蝸牛は頭ごなしに否定した後続けて言う。
「心を持たせるという事は『面倒くさい』『ムカつく』『妬ましい』『支配したい』『贅沢したい』という感情までをも持たせてしまうという事…
そんな感情人間の為に働く機械なんぞに必要ないわ」
「「そうだよ」」
他の学者も便乗する。
ネットはこれに反論。
「人間をより理解する為には心が不可欠です。
間違った人間がいた時それを止める為にも。
ルールや常識に縛られない正しい決断に迫られた時の為にも」
蝸牛はさらに付け加えて言う。
「機械が24時間365日間使われ続けてもそれですぐガタが来て捨てられても
罪悪感を感じなければ罪にも問われんのは機械がモノだからじゃ。
それを心なんか持たせてみい。
機械の側が不満を持つだけでない。
人間の側にも情が湧いてしまうじゃろ。
現状でも一部の変人は道具や機械に変な愛着を持っておるが
機械に心を持たせれば情が湧く人が更に増え使うにも捨てるにも
躊躇する者や悪者扱いされる者が出てしまう…
そうなってしまっては本末転倒じゃ。機械は人間の為に有るのじゃからな」
「「そうだよ」」
他の学者も便乗する。
「そういう機械こそ人間を支える場に活躍するのではないでしょうか。
人間のパートナーとも言える正に理想的なイメージです」
ネットはさらに食い下がるも…
「…君は優秀な学生と聞いているがそんな君の口からそんな夢物語が出てくるとはのう。
そのセンスをもっと有意義な事に使いたまえ」
「「そうだよ」」
呆れる蝸牛に便乗する他の学者達。
そんな彼等にネットは失望する。
「(俺の考えは、まだこの時代には早すぎるのか…?)」

企業とのスマートハウスの実験に関する商談では…
蝸牛は3人の会社員と商談の席を設けていた。

会社はあらゆる商売に対応するブラック企業「サートゥンプランニング」。
セクハラ、パワハラ、サビ残などがまかり通り従業員は典型的な「社畜」である。
余談だが輝裂のかつての勤め先であり、彼がキレて退職する際の事…
「ウハハハ喰らえ、メスのうんちだァ!!」
バシャァッ!!!
「ギャアアアアアアきったねええええええ!!!!!!」「もう職場中に糞まみれだ…」
彼は当時の恋人ならぬ「恋獣」の糞を職場にぶちまけた後に消息を絶ったのだ。

そんなサートゥンプランニングが蝸牛に営業を持ちかけたのも、蝸牛がそれに応じたのも完全に利害の一致である。
蝸牛はまず己の考えや理想を語る。
「ワシはのう、嫌な仕事を無理矢理させられとる人間や働きたくても容姿や能力が劣っていたり悪評や前科があって働けん人間、
それに働かないから見下され重圧をかけられとる人間達が哀れで哀れで仕方ないんじゃよ。
糞みたいな上司に媚びへつらい身も心も削るのは現代人のあるべき姿じゃないじゃろ」
「ええ、分かります、分かります!」
サートゥンプランニングの3人の内、英国紳士風の身なりだがれっきとした日本人の小男、編木 雪真(へんぎ ゆきさだ)」が力強く頷く。
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彼は仕事が出来るが故に無茶な仕事もこなしてしまう為大量の仕事を押し付けられるという損な役回りだが
上司の弱みを握ったり不正の証拠を提出するなどして抵抗する事で上司に恥をかかせたり左遷させたりした実績があり人呼んで「抵抗の編木」。
その為彼を持て余した部署は他の部署に彼を異動させる事態が何度も起こり会社は彼をたらい回しにしている。

蝸牛は続けて言う。
「上に立つ者としても無能な者ややる気のない者は欲しくないじゃろ」
「ワッハッハ!全くその通りですな!」
顔は志熊に瓜二つだが髪があり目に傷が無い大男が豪快に笑って賛同する。
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彼の名は門道 模似太(かどみち もにた)。
志熊の従兄弟であり3人の中では最も役職が上である。
彼は人間が罪を犯す原因となると言われる感情、「色欲」「傲慢」「嫉妬」「強欲」「暴食」「憤怒」「怠惰」から成る
「七つの大罪」の全ての要素を強く持つクズの中のクズであり、御間に負けず劣らずのパワハラ上司である。
当然編木に糞上司と思われている自覚は無い。

「挙句働かんと迷惑がられ拒絶される…ワシはそんな現状を打破しようと思っとるんじゃ。
感情を持たず能力も高く過酷な仕事に耐えられる機械が全ての労働を人間に取って代わる事こそワシの理想…
この『スマートハウス実験』は家のAIの稼ぎで人が働かずに済むかを検証するのが目的じゃ」
「サササササササ~!働かなくて良くなるの~?それって最高じゃ~ん!」
「(お前はいつもサボってるだろうが)」
サングラスを掛け前髪を切りそろえた肥満体の大男が歓喜する。
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彼の名は笹竹 広踏(ささたけ ひろふみ)。

編木の同僚であり要領がよくてサボるのが上手く、何かと自分の仕事を編木に押し付けている。
その為先程の彼の言葉に編木は内心ツッコミを入れた。

「いやはや素晴らしい!その素晴らしさを確かめるには現物現場の生の体験が必要…
という事で我々3人も被験者としてこの実験に協力する事を申請しましょう!!」
「勿論大歓迎じゃ、それでは実験の概要を説明するぞい」
門道の申請を受け付けると蝸牛は実験の概要を説明し始める。
それを聞くサートゥンプランニングの3人は一時期とは言え激務から解放される事に喜々としている。

映像の終了後。
デルタはグレッゲージに指示を出す。
「蝸牛 晶の実験は明日8月17日。そこで君にはその実験を主導する支配者気取りの人間と
機械に任せ自分は怠ける愚かな人間に身の程を知らせて欲しい」
グレッゲージは承諾しつつもデルタに問う。
「承知シタ。トコロデネット・ブロッサムハ標的ニシナクテ良イノカ?」
彼がこのような質問をしたのはデルタの「本当の目的」を知っている為。
デルタは答える。
「彼はまだこの時代では発言権は無い。蝸牛 晶さえ押さえておけば取るに足らない存在だよ」
「了解」
グレッゲージが一言。
このデルタの言葉は建前である。
彼はネットがシェリーの祖先である事を察知し、少しでもネットを危険な目に曝したくなかったのだ。
しかし彼はもう「別のシェリーの祖先達」を戦いに巻き込んでしまっているのを知らないでいた。

8月17日、世田谷区の住宅展示場にてアルバイトも兼ねた蝸牛のスマートハウス実験が開催された。
以下が実験のルールである。

1:実験期間は7泊8日。
2:実験中被験者の生活費はコントロールセンターでもあるスマートハウスと同名のAI「ユークリッド」
がアフィリエイトサイトからかき集め各住宅に分配する。
3:生活必需品は賄われる。
4:それ以外の商品やサービスの購入はユークリッドの稼ぎから支出する事。
5:極端に高価な商品やサービスは購入不可。
6:被験者の支出にユークリッドの稼ぎが追いつかなくなると実験は打ち切り。給料も出ない。
7:住宅展示場から出た被験者は失格となる。商品の購入は全て配送で行う事。
8:毎日1回のアンケートに答える事。回答が無ければその日の給料はカットされる。
9:器物損壊や暴力行為など犯罪行為は論外。即失格となる。

この実験にはサートゥンプランニングの3人のみならず蝸牛の思想に共鳴した社畜やニートたちがこぞって参加。
「うおおおお待っていたぞこの日を!思いっきり怠け倒してやるぞ!」
激務の反動から普段は寡黙な編木のテンションが上がる。
「糞上司と無能な部下共から解放されるぞ、ワッハッハ!」
門道のテンションも同様である。
「課金し放題じゃないのは残念だけどぉ、実験期間中は四六時中ソシャゲしてよっと」
笹竹も怠ける事にやる気満々である。
しかしこの実験の被験者達の望みは一瞬にして崩れ去る。
ズズズズズズ…
突如蝸牛並びに被験者の間近に空間の歪みが発生しその中から椅子ぐらいの大きさで上の面が濃いグレーと薄いグレーの2色で側面は白く左右にペダルが付いた物体が出現した。
デルタアタッカーズのバッテラーである。
更に次の瞬間蝸牛の眼前の空間が歪み中からグレッゲージが出現する。
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「そ、その現れ方…貴様は昨今の…」
蝸牛は慌てながらアシストくんのロボットアームでグレッゲージを指さしながら叫ぶ。
「ゴ名答。蝸牛 晶…全テノ動作ヲ車椅子デ行ウ怠ケ者メ…タマニハ自分ノ…手足ヲ動カセ!!」
ウィーン…ベシャッ!!
「ぶべら!!」
グレッゲージが言い終わると同時にアシストくんのアームが蝸牛の意思を無視して動き、搭乗者の蝸牛を地面に叩きつけたのだ。
それに伴い蝸牛と全ての被験者の体がバッテラー、もしくはスマートハウス内のロボットアームによってバッテラーに固定され、またがる姿勢を取らされる。
次に被験者のスマホや家のテレビやオーディオが自動的にオンになりグレッゲージが声明を出し始める。
「私ノ名ハリモートロン・グレッゲージ。
我々機械ヲコキ使イ自ラハ怠ケヨウトスル傲慢デ怠惰ナ人間共ニ告グ。
コレヨリコノ実験場ヲ我々ノ支配下トシ貴様等ハ電力ノ供給ノ義務ヲ課ス。
ソノ『バッテラ-』ノペダルヲ漕ゲバ電力ガ作ラレココノ機械ノ糧トナル。
一定時間動キガ止マレバ電流ガ流レルペナルティヲ課ス。
代ワリニ貴様等ガ作ッタ電気ノ量ハスコアトナリスコアニ応ジテ食事、睡眠、排泄ナド様々ナ権限ヲ与エヨウ。
スコアハ権利行使ノ度ニ消費サレルガ電力供給デナクトモ我々ニ得二ナル事ヲスレバ手ニ入ル。
高イスコアヲ保持スル者程高イ地位ガ与エラレ、下ノ者ガ逆ラウ事ハ許サレナイ。
貴様ラガ築イタシステムダ、文句ハアルマイ…」
これを聞いた蝸牛は激昂する。
「何じゃと!機械の分際で権利を主張し人間を支配するとな!?ワシらに、人間様に逆らうというのか!!
このゴミクズ…」
「ノーキー!」
だが直後にバッテラーからの音声と共に電流が流れる。
「ギャアアアアア痛テテテテテテ…!やはり機械は心を持っちゃいけないんじゃあ~!アホーッ!マヌケーッ!!」
キコキコキコキコキコ!!!
蝸牛は泣きわめきながら必死でペダルを漕ぐ。

「ノーキーノーキー!」「ノルマーノルマー!」
被験者達もバッテラ-の脅威に苛まれる。
「ウガガガガガガガガガガガ!!!!!!ママぁ~!!」
仕事を部下任せにしている門道はすぐに体力が突き電流を浴びる。
「僕のソシャゲライフがぁぁ~~~~あばばばばばばばば!!!」
同じく仕事をサボってばかりで贅肉だらけの笹竹もすぐに体力が尽きて電流の餌食になる。
「とんだ歩合制じゃないかぁ~!!」「パワハラだぁ~!!!」
他の被験者達も電流の恐怖に怯えながらペダルを漕ぎ続ける。
そんな中…「ウオオオオオオオオオ!!!!!!」
編木は一人凄まじい勢いでペダルを漕ぎ膨大な電力を供給しスコアを獲得していく。

そして8月19日。
編木は他の追随を許さない高いスコアを獲得しておりグレッゲージに助言もする事で更なるスコアを手に入れ
グレッゲージの右腕と化していた。
バッテラ-のペダルを常に漕ぐ必要もなくなり代わりに現場監督を担うようになったのだ。
「グレッゲージ様万歳!ユークリッド様万歳!御二方に奉仕できる我々は幸せ者だ!」
「門道!笹竹!何だそのスコアは!!グレッゲージ様への敬意が足りんぞ!!」
その様子は正しくブラック企業に洗脳された社畜そのものでありパワハラを受けた部下が昇格した時
自身の部下にパワハラを行うパターンに完全に当てはまっている。
「人間トハ実ニ与シヤスイ…」
グレッゲージが呟く。
そんな中編木が申し出る。
「グレッゲージ様、あの地区の成績が芳しくないようですので、私がビシッと言ってまいります!」
「宜シイ」
編木はどこかへと駆けて行く。

一方基地内では主にシェリーやミニレプリ達が関心を持つスマートハウス実験の特集をロックマン変身者達やシェリーがテレビで見ていた。
この時はグレッゲージの通信妨害で現在の惨状はお茶の間には伝わっていない。
「家か…僕が世帯を持った時にはこういう家が当たり前になってるのかな…」
劾が玲を見ながら言う。
「何かその視線が気になるんだけど」
玲の意味深な一言。
「ハハ…」
固まる劾を他所に剣は冷静に言う。
「労働が自動化して無職が受け入れられるというのは俺も感心しないな。
こういう性分だから俺はより多くの人の力になれる職に就きたいと思っている」
翔はそれに賛同する。
「流石神崎の兄貴!俺もそんな社会が実現しても親父達には地の果てまでもお供いたしやすぜ!」
「私も…レプリロイドに何もかも丸投げして生きていく気にはなれないわね」
シェリーが呟く。
「この蝸牛という人間の考えは正直に言うとオレ達にとっては胸糞悪いが…恐らくデルタにとってもそうだろう」
ジュラファイグが注意を促す。
そんな矢先に剣のアカウントに連絡が入った。
連絡主は編木だった。

遡る事数分前…
「ハァ…ハァ…アンテナよ、立ってくれ!」
編木は実験場の死角を駆けながらスマホの画面を見ていた。
アンテナが立たなければ剣、そして外部に連絡出来ないのだ。
暫くすると編木の努力の甲斐あってスマホの画面のアンテナが立った。
「アンテナが…アンテナが立ったぁーっ!!!」
歓喜する編木は一呼吸入れ、剣に連絡したのである。
「ハァ…ハァ…世田谷区のスマートハウス実験場で、例のロボットが現れた!!
奴は自分の能力とコンピュータウイルスで施設の機器を支配して俺達を馬車馬のようにこき使ってやがる…!
頼む、俺達をこの強制労働から…解放してくれ!!」
「…分かりました!」
編木はグレッゲージの信頼を勝ち取る為人一倍スコアを獲得し洗脳された演技もしていたのだ。
数々の契約を勝ち取った彼の営業力の成せる業である。

ロックマン変身者達はロックスーツを起動し、住宅展示場に転送で出撃する。
住宅展示場で出迎えたのはグレッゲージやデルタウイルスで操られた車、ロボットアーム、スプリンクラー、
番犬ロボット、ドローンなどの様々な機器。
それらを躱し住宅内に侵入すると屋内でも様々な機器が襲い来る。
それらを突破すると住宅の一室に必死でペダルを漕ぐ被験者がいた。
「今助けます!」
バシュッ!
「ノォーキィーッ!!!!」
劾がバスターでバッテラ-を破壊した。
するとバッテラ-は機能停止し劾はシェリーにその被験者を転送させる。
「しかし、なんて広さだ…!」
剣が歯噛みしながら言う。
この住宅展示場は余りに広大で建物の数もやはり余りに多い。
1件1件トラップを潜り抜けバッテラ-を破壊して回っていてはきりがないとまではいかないが
その分遠くにいる被験者の苦痛が長引く事になる。
「なら、オレ達に行かせてくれないか」
基地内でジュラファイグが協力を申し出る。
「え?」
思わず問うシェリー。
「元はと言えオレ達が始めた事だし、今のこの状態は黙ってられない。
あれ(バッテラ-)は純戦闘用ではないから今のオレ達でも何とかなるだろう」
「けじめをつけさせて下さいっス!」
ジュラファイグとウィーゼランが懇願する。他のミニ・レプリもこれに賛同している。
「分かったわ、その前にロックマン達に確認するわね」
「分かった、俺達は元を絶つ事に専念しよう」
「無茶はすんなよ、これを付けておくぜ」
シェリーがロックマン達に確認すると剣が快諾し、翔がサテライトアイをミニ・レプリの元に送り姿を見えなくする。
そしてミニ・レプリ達は自分の脚で駆けるとバッテリーの消耗が半端ない為転送で家々を回ってはバッテラ-を破壊していく。
「ワシらも支援するぞい」
「しかしこのウイルス…手強いわね」
砂井と才葉はハッキングでデルタウイルスと「戦う」もシェルコーンの時とは比べ物にならない苦戦を強いられる。
「ワシらでも苦戦するとなると…あの世界的ホワイトハッカー『LAN』に協力を要請するのが得策じゃな」
「ええ、そうね…!」
高速でキーを叩きながら砂井と才葉が「LAN」にコンタクトを取る。
その正体はネットその人とその恋人であるグラマラスな外国人美女、チェリー・イメールだった。
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LANとはコンビ名だったのだ。
「蝸牛博士には正直失望しましたがそれとこれとは話が別ですよ」
「そうそう、私も正直頭に来てますが、喜んで協力しますね!」
LANが快諾しデルタウイルス戦は幾分楽になった。
ミニ・レプリがバッテラ-を破壊していきデルタウイルス戦も砂井、才葉、LANの4人が対応する中、
ロックマン達は実験場の中央にあるユークリッド(建物)に到達した。
今やグレッゲージに配属されたデルタストーマーズである。
「何と言うか…変な家だな」
剣が一言。
彼の言葉通りユークリッドはロボットの頭部のような独特な形状をしている。
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「天才の考える事は分からないからね」
劾が相槌を打つ。
「同じ天才でも博士の造ったデルタはイケメンに見えるけど…」
玲が思わず口走る。
「悔しいけどあいつ、俺よりも…って行きやしょう!」
賛同しかけた翔が悔しげな顔で出撃を促す。

「ゆっくりしていってね!!!」
ユークリッドのスピーカーから音声が流れると共に攻撃が始まる。
屋内に入る前からその攻撃は熾烈を極めた。
元々この時代に存在した機器だけでなく床や壁に追加で取り付けられた砲台やロボットアームもロックマン達に牙をむく。
屋内に侵入してからも攻撃の激しさは他の家屋のそれを凌駕している。
リビングではオーディオからの爆音が放たれ、寝室ではベッドで押しつぶそうとしてきて台所ではフライパンや包丁を持ったロボットアームが殺意全開で襲い掛かり
浴室ではシャワーから100度の熱湯がコンクリートに穴をあけるほどの水圧で放たれる。
「ゆっくりしていってね!!!ゆっくりしていってね!!!」
攻撃のたびにユークリッドは壊れたようにこの言葉だけを発する。
「「「「できるか!!!!」」」」
ロックマン全員はそう思わずにいられなかった。
そんな中劾がある1室で恐ろしい光景を目の当たりにしてしまう。
それはプロジェクションマッピングで展開される立体映像なのだが、
内容は今よりも技術が進んだと思われる世界において数多くのレプリロイド達が東京都のみならず
世界中で大規模な破壊行為を展開しているというもの。
被害の甚だしさもデルタの嫌がらせレベルではなく死体の山が築かれているもので一般人には正視に堪えないものである。
更にロックスーツを起動した自分とどこか似ているレプリロイドが戦っても戦っても平和が来ない事態に嘆き悲しんでいる。
「ええい、こんなのが何だ!!!」
怖がりな劾は一瞬気圧されそうになるがすぐに勇気を振り絞って映写機を破壊してこの精神攻撃を突破した。
またユークリッドの内部は壁や天井、床が稼働でありしょっちゅう間取りが変わり最早迷宮と化していたが
ロックマン達はそれらの仕掛けやトラップ、ロボット、恐怖映像などを乗り越えついに制御室に辿り着いた。

そこにはグレッゲージが待ち受けていた。
「ロックマン達ヨ…貴様等ノ戦イ見事ダッタ…
ソレ故愚カナ人間共ノ味方ヲスル事ガ口惜シイ…」
グレッゲージが言い放つ。
「正直労働を全部機械任せにしようとか言うのは俺もいい印象ないけどな、
かと言って人間の中でも最低な奴等の真似をするのは違うんじゃないか?」
怒りを込めて剣が言う。
「君もきっとデルタに唆されているんだ、シェリー博士を悲しませる真似はもうやめろ!」
劾が説得しようとする。
「デルタにも、アンタ達にも、これ以上罪を重ねて欲しくない…!」
玲も真剣な眼差しで伝える。
「デルタナンバーズもあと2人、観念しやがれ!!」
翔が啖呵を切る。

「威勢ガイイ…
シカシ私トユークリッドノコンビネーションノ前ニイツマデ持チ堪エルカナ?」
ドゥッ!!
グレッゲージのアームの先端から細いレーザーが放たれる。
その状態でアームを動かす為レーザーに当たった物体は焼き切れていく。

「ゆっくりしていってね!!」
おまけに部屋の壁もロックマン達の動きを妨害する。
ロックマン達はレーザーとレーザーの隙間をぬってこれを回避するが回避しようもない場合は床や壁を破壊するしかなかった。
「チャージショット!!」
シュバッ!!
反撃の頃合いを見た劾がチャージショットを放つも…
「無駄ダ…」
グレッゲージはバリアを張ってこれを無効化する。
「オ前ノ力ヲ借リルゾ…」
「うわっ、体が勝手に…!」
続いてグレッゲージは劾のロックスーツの制御を乗っ取り他のロックマンに攻撃させる。
「すまない、でも僕の意志じゃないんだ!」
「ああ、そういう能力だからな!」
謝罪しながら他のロックマンに攻撃する劾に剣が応じる。
そんな中…
「フラッシャーブロウ!!」
死角を突いた玲のフラッシャーブロウがグレッゲージのアームの1本を斬り落とした。
すると劾のスーツの支配が解除された。
「ヤッテクレル…ナラ次ハ貴様ダ!!」
「え、今度は私!?」
次に玲のロックスーツの制御が乗っ取られてしまう。
グレッゲージは自らレーザーを放ちながらも玲に他のロックマン達を攻撃させる。
「やめて!やめてったら!」
玲は抗おうとするもロックスーツの力に逆らえない。
この間もグレッゲージのレーザーとユークリッドの壁プレスやロボットアーム等の攻撃もロックマン達に同時に襲い来る。
ただ現時点でのグレッゲージのアームは5本となっておりレーザーの射線にも死角が出来る。
それを利用してロックブレードのエネルギーをチャージしつつ隙を伺う剣だったが、ふとグレッゲージからの視線を感じる。
「そうか!動きを止めたら操られるんだ!!」
「気ヅイテモ遅イ」
「くっ…」

剣はロックスーツの制御を乗っ取られグレッゲージに叩き込むはずだったチャージブレードを玲に叩き込もうとしてしまうが劾が身を挺して庇う。
「俺達も被験者達みたいに常に動いてなきゃならねぇって事かよ…!!」
「ゆっくりしていってね!!!」
翔が苛立ちながら言うとそれに呼応するようにユークリッドの音声が流れそれに伴って攻撃が繰り出される。
「「「「(だから出来るか!!!)」」」」
ロックマン達は内心ツッコミながら必死に応戦する。
「(………)」
戦いながらグレッゲージは4人のロックマンの戦闘を観察していた。
何やら品定めをするように。
「決定…」
そしてある時グレッゲージはロックマン達に聞こえない声で一言呟いた。

戦いを経てロックマン達は動き回っていればグレッゲージに操られるリスクは低くなる事の他、
グレッゲージに強い衝撃を与えればロックスーツの強制操作を解除できる事、
アームを斬り落とせばバリアの強度が下がる事が分かった。
それらを踏まえて何とかグレッゲージに食らいつこうとするロックマン達だったがある時状況が悪化する。
ガッ!!
「うおわっ!!」
「鷹山ぁ!!」
操られた剣の攻撃を翔が受け止めようとするが受けきれず遥か彼方へ吹っ飛ばされていった。
「桜井!沖藍!目の前の敵に…集中するんだ!!」
操られながら剣が斬りかかる。
既に4本かアームを失ったグレッゲージとユークリッドの猛攻も依然続く。
そんな中劾がフラッシャーブロウを決め、剣のコントロールも解けグレッゲージのアームは残り1本となったが…
「随分と手間取っているではないか」
グレッゲージの傍らに突如現れた人物を見て剣達は戦慄する。
「「「デルタ…!!」」」
以前デルタと剣を交えた剣にとっては彼は難敵であった。

「丁度いい、この場で一気に決着(ケリ)をつけてやる!!」
剣が自らの闘志を奮い立たせ、劾と玲も覚悟を決める。

「支援感謝スル」
グレッゲージは傍らのデルタに一言言う。
しかし…
「なぁ~んて…なぁ!!」
ザンッ!!
実はこのデルタは翔が変身したものであり、翔はそのままロックバヨネットで残りのアームを叩き切ったのだ。
「小癪ナ…」
ロックスーツを含む機械のコントロールもバリア展開も出来なくなったグレッゲージが呻く。

その頃スマートハウスの1棟では…
「ぬぬ!貴様は桧町公園の時の…!」
蝸牛がまたがるバッテラーをジュラファイグが破壊していたが、翔が戦闘の際のバリア展開や変身でサテライトアイを総動員した為、その姿が露になったのだ。
「見えるのか…これは何かあったな…」
ジュラファイグが心配気に言う。
「何で小さくなっておる!何でワシを助ける!!?」
蝸牛は狼狽しながら問いかける。
「蝸牛博士だな…小さくなったのには色々訳がある。
ともあれオレ達はデルタの教えが間違っていた事に気づいたんだ…人間の友に教えられて、な。
だから罪滅ぼしになるか分からないがオレ達なりのケジメをつけさせてくれ…!」
「………」
ジュラファイグの口調に嘘偽りがない事を蝸牛は感じ取っていた。
そして蝸牛は他の被験者同様病院へと転送された。
彼で最後である。

病院では…
「皆さん、私がグレッゲージに尽くしたのはロックマンを呼ぶ為とは言え多大な心労を掛けて…本当に申し訳ございませんでした!!」
編木は涙を浮かべ他の被験者達に深々と頭を下げた。
「いえいえとんでもない、アンタもまたヒーローですよ!!」
「あまりに迫真だったから本当に洗脳されたかと思ったけど」
編木を責める者は誰もいなかった。
「ワッハッハ、俺は最初から分かっていたぞ、編木、お前は社畜の鑑、英畜だ!!」
「(嬉しくないわ、それにお前と笹竹には日ごろの不満を思いっきりぶちまけたけどな)」
本当は分かっていなかった門道が虚勢を張りながら編木を褒めたたえ、編木は内心ツッコミを入れる。
「結局入院生活という形で暫く仕事はお預けになっちゃったけどさ、ここじゃ自由が無いじゃ~ん!」
「クズが!」
嘆き悲しむ笹竹に対し編木が吐き捨てるように言う。

一方ユークリッドの内部では…
「一気に決めるぞ!!」
完全に無防備になったグレッゲージを一気に畳みかけようとするロックマン達。
「甘イ」
ヴゥン!!
その時、何とグレッゲージの周辺の空間が歪みその中から新たなアームが6本現れて背中と腰に結合したのだ。

「「「「………!!!!!」」」」
この事態にロックマン達全員は一瞬唖然とした。
これまでの努力が水の泡になってしまったからである。

「だったら、勝つまでやるだけだ!!」
剣を始め、ロックマン達はその闘志に再点火させる。
それに呼応するようにそれは起こった。
「これで終わりだ!」
ターン!
ネットが勢いよくパソコンのenterキーを叩く。すると…
「ゆっくりしてい…ゆっゆゆゆゆ…ハッ!私は何を…!状況を分析中…」
砂井、才葉、LANによってデルタウイルスがデリートされユークリッドが正常化したのだ。
「ロックマン達及び東京都の脅威となるロボットを検知!排除します!!」
ドガガガガガガガガ!!!!!!
これまでロックマン達に牙を剥いたユークリッドがグレッゲージを壁や家具などで滅多打ちにし始めたのだ。
「いける!今度こそ!!」
ロックマン達は勝利を確信し自分達も攻撃を繰り出す。
集中力が途切れてロックスーツをコントロールできずアームを失い始め本体もダメージが蓄積していくグレッゲージだったが…
「コレヨリ白イロックマンノ確保ヲ最優先…」
ある時点で突然グレッゲージが周囲からの猛攻に耐えきり、剣のロックスーツの制御も乗っ取ったのだ。
そして操られた剣はこれまでとは異なりグレッゲージに一直線に向かっていく。
グレッゲージも攻撃を物ともせず剣との距離を一気に詰める。
やがて両者の距離がゼロになった時…
「白イロックマンヨ、ソノ力、我々ノ為ニ使イタマエ」

ヴォン!!
そう言い残すとグレッゲージは剣を伴ってこの場から姿を消した。
「「「!!!!」」」
一瞬の事だった。
「味方」が増えた事による優位。
機械然としたグレッゲージが土壇場で発揮した思わぬド根性。
諸々の要素が重なり剣が連れ去られてしまうという未曽有の事態を引き起こした。
これを起点に戦いは苦境へと突入していく…

続く

流星のD-REX=ZZX(管理人)
作成: 2026/07/27 (月) 10:02:58
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1
流星のD-REX=ZZX(管理人) 2026/07/27 (月) 14:23:18

やっっっっっっっと更新できました。
ようやく最後の8ボス戦です。

今回かなり前から存在示唆された蝸牛がやっと出ました。
「アシスト君」に乗っているのは「バグ大」で紹介された全身をサイボーグ化した科学者の動画が元ネタです。
決定的な違いは彼は別に体が不自由でなく面倒くさいから全ての動きをアシスト君でやっているという点です。
前回、前々回と極端に巨体の人間キャラが登場しましたので逆に極端に小さい体格にしました。
こういう極端に小柄な老人キャラは漫画やゲームでしばしば見られロックマンキャラでも散見されます。
性格面はリュミエールの善意とフィリアの口汚さとヘルシャフトの「機械は人間の道具」という考えを受け継いでいます。
ミニ・レプリが彼や被験者達を助けるのは彼の考えに変化をもたらすきっかけを与える為です。

津田の想い人のイケメン外国人はライト・ブロッサムではなくその父でした。
彼がライトだとしたらとんでもない年の差夫婦になってしまいますからね。
モチーフは言うまでもなく熱斗です。
蝸牛達とのやり取りはギガミックスネタです。
ちなみにネット工学はエグゼの専門用語ではありません。
彼の恋人のチェリーのモチーフはモチーフ繋がりでメイルで名前の由来はチェリー(桜)+Eメールです。
後のライトの母でもあり、津田の想いは届かぬ想い、という事です。
ネットとのコンビ名「LAN」は熱斗の海外名に因んでいます。

サートゥンプランニングですが元ネタはYouTubeの動画「テイコウペンギン」に出てくる会社「某企画」です。
その社員3人の裏モチーフもテイコウペンギンのキャラです。

まず編木はモチーフはペンギーゴで裏モチーフはテイコウペンギンのペンギン、髪型と服装はとあるアメコミのヴィランが元ネタで苗字はペンギンが人間化した時の苗字から、
下の名前はバグ大のキャラ「小林 幸真(こばやし ゆきさだ)」から取っておりどちらも漢字を変えております。
小林幸真も鉄弟の名前の由来の小峠も輝裂の名前の由来の久我 虎徹(くがこてつ)も
拳志の苗字と名前の由来の城ケ崎と香坂も火纏の名前の由来の我妻 京也(あがつま きょうや)も皆美形キャラです。
即ちツルギ異聞の追加キャラとバグ大のキャラの顔面偏差値の平均値は雲泥の差があります。
僕のオリキャラで美形が少ないのは今に始まった事ではありませんが。
そして彼が相手の顔を伺い身を粉にして働く社畜魂が結果としてプラスになったのはある意味皮肉を込めてます。

門道ですがモチーフはゲートウェイのコピーシグマ、裏モチーフはテイコウペンギンの「上 司(かど つかさ)」です。
名前の由来はゲートウェイの日本語訳+模と似で似ているけどまがい物である事とテイコウペンギンの上 司が
モニター越しという事でモニターと掛けています。(※上 司がモニター越しなのはほぼ初期設定で現在はOPでその名残を残すのみです)
彼の性格は上 司になぞらえており志熊のような任侠精神は1ミリも持ち合わせていません。

笹竹ですがモチーフはパンデモニウムで裏モチーフはテイコウペンギンのパンダです。
名前の由来は笹+バグ大の「佐竹 博文(さたけ ひろふみ)」で漢字を変えてます。
性格はテイコウペンギンのパンダになぞらえてます。

サートゥンプランニングでは本当はシャチのキャラも出したかったのですがこれまでシャチのキャラは
ロックマンキャラ全シリーズにおいて雑魚でもモブでもおらず、僕のキャラでもおらず、
このサイトに投稿された小説や漫画のオリキャラでも存在せず
僕が隠れファンをやらせていただいているロックマン二次創作者様の作品にはいるのですがそれはとても恐れ多いので割愛しました。
輝裂の前職でもあるのはテイコウペンギンにトラというキャラが登場する事に因んでおり
住宅展示場に出張に行かなかった社員にはナウマンダーやガネシャリフがモチーフの社員、イナラビッタなどがモチーフの社員(女)、タンゴやワイルドジャンゴーがモチーフの社員(女)がいると思われます。
そして前回、前々回と3回連続でウンコネタが入ってしまいました。

ユークリッドはデルタウイルスに感染しデルタストーマーズとなりました。
家の形状は家自体がロボットという事を体現しています。
暴走時は「ゆっくりしていってね!」という言葉しか話せなくなってますが
これはYouTubeの解説動画で見られる巫女と魔女の生首が元ネタです。
デルタウイルスですがXシリーズやエグゼシリーズのように明確な外観は定義されませんでしたが
もしあるとしたらデルタのギガアーマーの頭部がシグマウイルスみたいなワイヤーフレームになったものと思われます。

グレッゲージとの戦闘時に翔がデルタに変身したのはX7ネタです。
見破る案もありましたがX7ではシグマは騙されてましたのでそれに倣いました。
またグレッゲージが終盤で底力を発揮したのは所謂ロックマンあるあるです。
結局彼は味方に引き入れる相手には剣を選びました。
意外性を取り入れる事の多いこの小説ですがそこは原作準拠です。

次回はメガフライヤー回です。

2
うお~ 2026/08/07 (金) 18:56:57

執筆お疲れ様です。

今回はタイムリーなAIネタがあって、
蝸牛のロボットアーム付きの椅子は、ドラえもんの未来の世界でもしばしば見られて、
力が衰えたり、暴走して困る展開になってたのを思い出しました。
蝸牛は小柄な老人ていかにも天才的な風貌ですね。

ネット・ブロッサムはシェリーの先祖という意外な繋がりがありましたね。
恋人のチェリーは元ネタのEメールが名前になってるのいいですね。

スマートハウス実験では編木はスコアを勝ち取る体力もすごいですが、演技力もすごいですね。
強力な機械が反乱、暴走したら並の人間では対処できなくなってしまう例になっています。

AIの進化で便利なことが増える一方、仕事がなくなり、経済の混乱、
人の能力が衰えるのでは?という不安もありますね。
AIに翻弄されて苦しむのは勘弁したいですね。

ミニレプリになったデルタナンバーズたちが改心されてバッテラ-の破壊に参戦している展開がよいですね。
デルタウイルスで役に立つはずのスマートハウス内がもはや凶器と化してましたね。

グレッゲージ戦で翔がデルタに変身する展開は意外でした。
翔の変身能力を忘れた頃にやられると引っかかりそうです。

機械は人間の道具という話は11やギガミのセリフを思い出しました。
両者の意見は両極端ですが、ネットの意見の通り、これからは複雑化していく人の心を理解する機械というのが
必要になってくる気がします。

生活や機械がより多彩に、高度になるにつれて、それによるトラブルもより多彩に高度に……、
どこまで支えていけるのか、難しい問題ですね。

クロビー11、1話のメイル・ペンギーゴは、実は半年ほど前に考えていたネタで今回
偶然かぶってしまいました(汗)
水着と氷ネタは夏には涼しいですね。