みなさんおはようございます
まずは標題の件につき、まずもって『しのつ湖のタモの落とし物』の件ですが、無事に落とし主の手元に返ることができたようであります。
果たして本書き込みは寄与はしていなかったようですが、まずもって本懐であるところの、落とし主に返すことは完遂できましたので、この場(マッチポンプ?)ではありますが関係各位にはご報告と御礼を申し上げます。
閑話休題、先の土曜日(30日)の釣りですが、翌日に月形皆楽公園沼(読みはカイラク、漢字はミナラクで人偏がありません)での例会を控えているので、プラをしました。
現着が5時半ぐらいだったと記憶しております、この日は相棒のマスターことM田会員は「疲れているから休むわ」とのことでボッチ釣行でしたが、現地では滝川のS井会員と病み上がりのF田会員が腕組みして水面を睨んでおりました。
「モジリは?」、先着していたご両人に伺うと、「・・・」二人の会員の顔色はー、この日の小雨の天候を発している曇り空のそれにマッタキでありました。
といったことで「各自散開にて、敵陣の情報収集を量れー」と、管理人は大沼の旧ゲートボール場(ステージの対岸ですが名前の由来になったゲートボール場が無くなって30年以上は経っているはずなんかぴったりくる名前を考えねば、『大沼中洲』とか?)に、二人は小沼の旭川側の道路から東向きを選択して、いざ!!でありました。
結局、管理人は雨が降っていたこともありで車内で待機していたり、場所の開拓で時間を要したりで、竿を振り始めたのは7時半ごろになりました。
というのも、知る人ぞ知るの旧ゲートボール場もとい『大沼中洲?』の先端手前にある柳(数年前に倒れて現在は根っこだけ)の沼に向かって左脇はその周辺だけ深くなっており、今でも1.8本ほどと周辺他が1本ほどと比べると深くなっております。
ここは管理人の師匠のI山氏から「あそこはなー」と口伝伝達されていたポイントで、10年近く前の秋季大会で最後尾出発故で場所に難儀した管理人が入ったのですが、結果は見事ぶっちぎりで優勝して、少しだけ見直されたポイントです。
その後もここで地区大会を獲ったりしましたので、新べらクラブ内と日研内では『北風なら選択肢の一つ』に昇格されているポイントです。
最近(5年ほど?)では、弊会会長のM澤氏が、秋季大会で頭を数回取ったりしており、彼的には「俺の場所」として得意にしているようであります。
ところが、前述にもありますが場所の目印となっていた当該の『柳』が、倒れてしまい、あろうことか全水没!!
哀れポイントは全滅になってしまいました。
で、結局ここ数年(2年ほど?)は『誰もいない海』状態が続いておりました。
ままっ前提は長いのですが、「ここをこのまま眠らせるには惜しい」といったことで、意を決して管理人は弁慶の七つ道具を携えてこの日向かったのであります。
勿論ヒトーーーツ!!ウエダー、フターーーツ!!鋸、ミィーーーツ!!藻刈鎌!!ヨォーーーツ!!以下省略
といったことで既存ポイントであった柳の左側は、一度沼側に倒れた柳が西風の影響なのか左手側にローリングしたようで、ウエーダーで入ってみると、枯れ枝が水中に張り出しておりました。
真剣に何とか開拓をと思っていたのですが、どうにも埒(まさに横に張った埒)があきそうにありませんので、「ピーン」アタクシ閃きました。
「左がだめなら右はどうよ」とであります。
貴奴が左にロールしたのなら右は手薄?
ご名答でありました、それまで柳があったがため入ることができなかった右手側は、藻や葦などの水性植物はぎっしりなものの、それさえ刈り込めば・・・。
7時半、釣り座は完成いたしました。
16尺を継いで、タチを計測すると1.8本ほど、右に少し浅くなるのでやはりこのポイント全体は幅20mほどの小ワンドとした地形のようであると推測できました。
で午前8時、

40年近くこの月形皆楽公園沼に通って、未だに初場所があり、そこで釣り上げたる感激は筆舌に尽くしがたきそれがあります。大げさの誹りを覚悟に申し上ぐるば、震えるような感動がそこにありました、ただただ初ポイントに、そして釣れてきてくれたへら鮒に感謝であります。
結局11時まで釣って、尺上1

9寸5枚ほど以外は総じて7寸ほどの小型ではありましたが73枚でした、道中で仕掛けを新しく(翌日の例会用)したり、ウキをテストしたりしましたが、時間20枚ほどの釣りは「今日が例会なら頭は間違いなし」の好感触を得たのであります。
で、ここから正午過ぎまで釣り座を広げて「誰でも入れる」ように、整備をしてから委細を新べらクラブのグループラインに上げて、情報の公開と報告は完了(この書き込み含めて)しました。
新べらクラブは日研に所属しており研究会です、研究には「多くの人の手で実証」が、望ましく、ヒミツはご法度で恰好が悪いのです。
それで勝ったとて、『勝ちから得られるのは無価値』で有りましょう、特に管理人は上手くなりたいのであります、勝ちたい気持ちも包み隠さずばありますが、最終目的地は上手くなることです。
管理人にとっては、『勝』とはその過程にある一里塚でしかないのです、上手くなることは通過点ではなくって到達点(その先は必ずあるし永遠に続く?)でありましょう、『勝』とはそこで釣りをやめなければただの通過点にしか過ぎないのであります。
ままっ、少々自説に力が入りすぎましたが、ともあれ新たな釣り座が名ポイントに昇格するかもしれない可能性を掘り起こせた感激に浸ったこの日でありました。
カラスカーで翌日は例会であります。
「マスターむかえにきたよー」、篠路の彼の自宅は真っ暗です、ゲッ!!「寝坊した」電話の向こうの彼はそうつぶやきました・・・、イトヘンニウインターであります。
そうしたアクシデントも何のその、例会の集合時間(5時)少し前には到着(月形は40分ほどなので平素からリードタイムを取っており何とかハイ)し、挨拶と打ち合わせを経て洋々スタートします・・・「トイレ」(オコチャマカー)まあ彼の寝坊はお付き合いし続けている40年以上で過去数度なほど実直を絵にかいたような・・・、「まあいいでしょう助さん格さん連れてっておやりなさい」、彼は左脚が曲がらないのでトイレは座るタイプ(身障者用がベスト)といったことで、排水機場のトイレを使わせてもらいました。
このトイレは身障者用が装備されており、これを開放していただけていることは本当に感謝しかありません。
この場をお借りして、開発局さんに感謝と御礼を申し上げます。
腹も落ち着き、平静を取り戻したマスターの場所選択は「ガラ場」、道々側の入り口の浅場を所望との由、「モジリねーな―」で、「ステージは濡れた石は滑るので」マスターには禁中の禁、「ここでいいわ」と『辿り着いたのはいつも雨降り』鈴木ヒロミツじゃねーしーのキャンプ場駐車場前、管理人が先の団体トーナメントで入ったポイントですが・・・、ここは基本ジャミがきついけどねー、大丈夫??
といったことで、すったもんだがあってマスターの釣り座も決まって、「あとは頼むのだー」「ジジィー」今度は自分の釣り座を決めることになりましたが、昨日の場所には『新俺の場所』らしくM澤会長が既に向かい、おっとり刀で赤橋を渡る管理人の目には表札代わりのパラソルが目に入ったのであります。
まあ管理人的には、「例・大会は前日プラで入った場所には入らない」とした自身の不文律(安易な勝を目指さないことで上手くなれる?)があるので、端から入る気は無しですから、良かったあそこと似た条件(タチや地形日当たり具合など)の場所選びをしました。
といったことで、赤橋の横(沼に向かって左というか小沼側)に釣り座を構えました。
しかーーーし、竿を振り始めたのが5:55、初めて竿が曲がったのは直後でしたが、これがモジャモジャジャミジャミ開始から1・5時間過ぎまでは、へらっ気が全くありませんでした。
で、ここから2時間後の9時半カウンターは50枚になっておりました。
道中では40UP(腹ぺちゃやせてるしー、例会中なのに思わず写真をパチリでいつののように放し・・・ちゃいそうになって焦りました習慣とは恐ろしいです、今後はパチリなしで直ぐにフラシに入れるようにします)も混じって、総じて7寸主体ながらも完全地合いとなっておりました。

40枚以降は正直迷っていました。
白天使は「イヤイヤリモート検量を提唱したのはアナタなんですから」と、黒天使は「いやいやこのまま続けてフラシ満杯でへらが痛もうが弱ろうが釣果の方が優先さ、先細りで釣れなくなるかもしれないし」
なぜ迷うか・・・、それは釣り座が沖付けしていることで、途中検量ならフラシを上げて検量するにはウエーダーを再着用し、陸に上がって検量後、放流の影響が出ないように釣り座から少し離れた場所でフラシを返す・・・。
面倒だ!!
50枚を機に立ち上がり台上で以下の写真を撮って、検量しフラシを返して・・・。



ここから2時間ノーへらです。
ある程度覚悟はしておりましたが、追加ができ始めたのは11時半過ぎからでありました。
結局は74枚といったことで、大事には至りませんでしたが、大穴を自ら開けてしまったことは一つ勉強になったのであります。
タラレバはスポーツには禁物であります、勿論のことへら鮒釣りもそうしたことは共通でありますが、あの時途中検量したことには一片の悔いもありませんが、なぜ確りと時間を掛けて検量行為をしなかったのか?
なぜでしょう?
自身はそれをよく知っております。
「地合い継続に自信を持てなかったから」なのだと、本当に自信があったればまた自身が目指す上手く成りたきそれがあったれば、自信をもって時間を掛けて検量した筈だからです。
管理人は弱かったのです。
一方で、この失敗に頭を下げてはいられません、そもそもが2時間かかって出た地合いなら、また同じように地合いが復活したなら絶好調もあり得るのです、といったことでここからの管理人は鬼打ちとなったのであります。
幸いにして型には恵まれました、2時間の空白後は24枚の追加で5kgほど追加できました、24枚の内訳としては尺上も5枚ほどはいたと思います。
頭は、96枚で13kgオーバーで滝川のS井さんがステージ入り口側でした。
平素はへらっ気が薄い場所ですが、この日は朝のモジリが頻発していたことでの場所選択であったようであります。
こうした、「モジリで」とした場所選択を結果に結びつけたことは、大変に格好が良いと思います。
入会してから10年近くたったでしょうか、地力をつけてきている証拠とつくづく感じました、嬉しい限りであります。
来週は秋季大会が開催されます。
昨日の釣果が大会の釣果に直結するとは、簡単にはいかないと思います。
先ずは今日あたりから水位が下がっていくはずですし、大会のレギュレーションでは長靴で釣り座が設置でき得る範囲で、との日研競技規定もありますので、今回不調だった大沼の東面から背中側の小沼の道路下水銀灯並び移動して後半好調だった移動組、この情報から推測して小沼は相変わらずの好釣果?なれど一方で水位の下がり具合次第では、小沼の中洲に果たして入座できるのかは不明であります。
さても大会当日までの天気の塩梅と水位の下がり具合が気になるのココロダー