名前なし
2025/09/06 (土) 13:14:22
22d42@42bd3
A-10と言えば30ミリのガトリング砲、のように扱われますが、開発・採用当時はソ連軍やワルシャワ条約機構軍に対して機銃掃射をすることを本気で想定していたのでしょうか?対空ミサイル・機関砲でガチガチに守られているところに機関砲の射程内まで近づいて射撃開始というのは命知らずというか、いくらA-10でも主翼なんかは装甲がありませんし、無謀すぎるような気がして...
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結論から言うとイエス。まずもって敵戦力が万全の所にいきなりA-10を突っ込ませるような想定ではないし、A-10だけで戦うわけでもない。味方の航空優勢下で味方地上戦力を支援する為の空中砲台よ。
アメリカ・NATO軍vsソ連・WTO軍で戦ったら航空優勢なんか取れるんだろうか?と思っていたのですが、取れる取れないではなく取る、航空優勢を取った後に使う、と明確な使い方を決めていたのですね、回答ありがとうございます。
わりと取れる前提じゃないかなぁ。だから米のSPAAGが貧弱で、ソ連は取られる前提でシルカとか配備してたわけだし。
エアランドバトル構想では第二梯団にヘリが強襲するし、第三梯団にA-10あたりが決死の突撃を仕掛けるよ。担当部隊は損耗どころか壊滅も全然あり得るレベルの航空撃滅戦だけどそうでもしないと地上戦で取り返しつかないことになっちゃうからね。
アメリカは質・量が圧倒的で無謀な損害を避ける余裕もあるようなイメージがあったけど、よく考えたら冷戦期の想定戦況なんて余裕なんか取れないよな…
Dデイ頃にはまさに対空砲陣地を潰す為に最精鋭部隊の56FGが投入されてるからね。そして当然ながら多数の優秀なパイロットが失われたけど目的は達成された。平時の感覚では勿体なさ過ぎるけど、戦時は機会を逸する方が怖いのでそんな事は言ってられないのだろう。
厳しいのは確かだけど、地形を利用して対空射撃の射界を遮りながら低空飛行で強襲を掛けるとか、やりようは充分にある気はする。冷戦よりちょっと前の時代まではP-47やFw190が機関砲や爆装で強襲してたことを思えば割と普通の攻撃手段に思えるし、機関砲やミサイルも流石に現代レベルの探知性能・反応速度ではないなら照準が追いつけないケースもあるのでは?とも思うし。