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WTお嬢様部 / 1447

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名前なし 2025/03/09 (日) 22:53:00 修正 8f13d@653a4 >> 1445

「迎撃されましたの・・・?」赤軍の司令室で悪役嬢は呟く。「確かに・・・洋館の屋上から機銃で・・・」わずかに震える手でモノクルを掛け直すは、悪役嬢家に仕えて半世紀のセバスチャンだ。彼女のことは、彼女の両親以上に知っており、彼女の好物から癖まで、ありとあらゆることを知り尽くしている。悪役嬢の命令を司令部に届けるのも彼の仕事だが、逆に司令部からの一報を届けるのも彼の仕事の一つだ。「偵察に出た機がそう申しておりました・・・機銃、と」セバスチャンも馬鹿では無い。それどころかテーブルマナーや教養はもちろん、物理学や兵器の情報などと言った、彼女が求めるものは、人一倍身につけている。常識的に考えて、5トンもある爆弾を機銃で迎撃した、などと言った嘘のような話は普通であれば信じない。だが、偵察隊からの情報は嘘とは思い難い。「ふふ、面白いわね・・・」沈黙を切り裂く悪役嬢の不気味な笑顔。「爺や、今すぐに目標地点に向かうわ。乗り物を用意しなさい!」少々危険なため、セバスチャンは止めようとした。だが、彼は知っている。彼女は、一旦興味が湧けば、どんな事をしようとも止まらない。たとえそれが最前線であっても、行くと言ったら向かうだろう。「かしこまりました。すぐに手配いたします。」セバスチャンはそう答えた。「親衛隊を呼べ!エスコートするにふさわしい装備を持参せよ!偵察隊!付近の脅威を調べ上げておけ!30分だ!」静かに、だが威圧感のあるセバスチャンの声が司令室より各所へ通達された。ピリつく雰囲気を、悪役嬢は肌で感じ取っていた・・・。

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