カオスドラマX

LAST RESORT #5 【 Vs.第0護衛兵 】 / 43

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ロナ『     ………。(――――地平が見えない空、反射する水面の鏡面世界。アリエルのコックピットに居るはずの少女は、閉鎖空間と対局の場所に佇んでいた。) ………。………(両腕を広げ、さざ波を立てて吹きすさぶ風を胸いっぱいに浴び心地よさそうに目を閉じる。 雑音は聞こえない、どこまでも意識は清く澄み渡っていて、思考は鮮明だった。)』
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ロナ『(目を開く。風に流されてきたのか、灰色に濁っていて、それでいて鉄のような質感の花の蕾が水面を漂ってくる。初めは一つ、しかしそれを認識した途端、自分を囲うようにして幾つもの蕾が存在する。それはどんなに灰色で、くすんでいて、焼け焦げていても"命"なのだと実感できた。)―――― うん、もう大丈夫。 』
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ロナ『   ぐッ (水面へ向かって屈んで腕を伸ばす。蕾を、詰み……) 』
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アリエルΔ「  しゃ っ ……取る。 周囲を飛び交う第0護衛兵を、飛び交う羽虫を掴むようにして。 初めは包むように、そして指の感触でそれが"対象"と認識するや……)   ブ ――――
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ロナ『  ―――――   ち  ッ  (手に取った蕾は赤く花開いてどこまでも澄み渡る地上の青空に赤い色彩を滲ませる。蜜が跳ねて頬を掠めた。それを指で拭うと、ふと向こうを見る) レイカさん、みんな。今助けに行くからねっ! (手を振る。相手もまた笑顔で手を振り返した。そこに至るまでの灰色の蕾には棘が生えていて、とても邪魔だった)』
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ロナ『 バシャッ  (今度は手繰り寄せるようにして水面を動かし、浮いた蕾が自分の腕の中に集まってくる。それを抱き寄せると)  ――』
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灰色の蕾『 グババババ バベデグベ ダグ ――――――
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第0護衛兵「 ―――――すけてッ!!助けてッ!!ゆる、許してくれッ!!嫌だ!嫌だ!!死にたくない!!!!父さん!!!!か"あ " ギ  ギ    (巨人の手の中で自らの頭蓋が軋む音を聞いた。思考に異物が混ざる感触が恐怖を駆り立てる、それが脳髄に破片が混ざる感触とは幸い知ることなく、潰れ――― ―  ―    ・    ・    ・    )
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