World24 ニュース速報(2025年4月)
「UNA、PMC3社と正式契約 治安維持任務を民間に委託」
【ワシントンD.C.発】北米独立国家連合(UNA)国防省は本日、セントリオル・ユニオン傘下のラインアーク・マーセナリーズ社、国際的セキュリティ企業のOAEディフェンス社、MC&D社(McKnight & Durant, Ltd.)の三社と、コンゴ民主共和国における治安維持・戦闘支援業務に関する包括契約を締結したと発表した。
今回の契約は、ISAF(独立国家連合軍)が展開中の地域安定化作戦を補完するもので、主に都市部の重要施設警備、要人護衛、地雷除去、後方補給路の確保、ならびに民兵勢力との小規模接触任務などが想定されている。
「PMCは、現地における軍の人的負担を軽減し、迅速な対応力を提供できる」と述べたのは、国防副長官のマーカス・ホルト氏。ホルト氏によれば、PMC3社は既に数百名規模の契約兵を派遣準備中で、来週にもキンサシャ国際空港を通じて展開が開始される予定だという。
一方、国内外の人権団体からは懸念の声も上がっている。とくにイラク戦争におけるPMCの過剰防衛・違法行為を引き合いに出し、「監督体制の不備が再発する恐れがある」と指摘されている。
国防省はこれに対し、「民間請負業者による行動はすべて連合軍の指揮体系下にあり、法的拘束力を持つ規範と監査制度を設けている」と強調。だが、現地報道によれば既に一部PMCが独自のチェックポイントを設け、民間人との摩擦が起きているとの未確認情報も流れており、国際社会からの目も厳しくなりそうだ。
記者:レベッカ・リード(World24)
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