【CONFIDENTIAL - INTERNAL USE ONLY】
連合捜査中央局(UBCI) 犯罪兵器対策課 資料 2305-VD17
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文書番号: UBCI/ARM-2305-VD17
分類: 武器出所・流通経路調査報告書(Class II)
発行日: 2025年5月25日
調査担当官: 特別捜査官 エリック・J・ベンソン
閲覧権限: UBCI本部長・CID中央局・ISAF警察指令部(必要最低限)
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【案件概要】
2025年5月24日、バージニア州レイクフィールド市レイクフィールド高校において発生した銃撃事件に関連し、現場より回収されたLAR-14S型自動小銃(5.56mm×45)に関し、当局によるシリアルナンバー照会と流通経路の特定調査を実施。
当該小銃はセントリオル・ユニオン社傘下 ラインアーク社製であり、ライセンス元であるKRGM社のF46プラットフォームを短銃身化・改修したモデルである。製造地はミシガン州バトルクリークの第3組立工場。
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【回収銃器詳細】
• 型式名: LAR-14S
• 製造番号(SN): RA-M3S-0147589
• キャリバー: 5.56x45mm NATO
• 全長: 684mm(ストック伸長時)
• 装着オプション:
・SIGTAC H3ホロサイト
・ALV-3戦術ライト(右側面)
・SFマズルブレーキ(純正品)
• 使用弾薬: ISAF標準弾 M885E2(推定)
• 発射数: 回収時の熱損傷・排莢パターンより、74発以上の発砲が確認されている。
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【照会結果】
• 初回登録: 2024年9月3日
• 発注機関: UBCI バージニア州支局・機動戦術部門(型番14S-V試験導入分)
• 備品登録コード: UBCI-VTAC-S14-122/05
• 所在管理者: 州支局武装管理官 サミュエル・L・ホイットニー(調査中)
• 紛失報告: 報告記録なし(違反)
• 最終記録: 2024年12月17日 ― 州支局訓練用ロッカー #B-13 にて保管確認
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【分析・考察】
1. 登録上はUBCI機材であり、正規の手続きを経ずに流出したことが確認された。
2. 署内の武装管理体制に重大な不備がある可能性が高く、内部関係者による関与も排除できない。
3. 容疑者の自宅より、14S型分解図、実包装填資料、UBCI制式装備マニュアルのコピーが発見されたことから、何らかの形で内部資料へのアクセス権限を持つ人物が情報を供与していたと推定。
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【暫定的見解】
• 現場で使用されたLAR-14SはUBCIの試験運用モデルが内部流出したものである可能性が高い。
• 武器流通と資料漏洩を含む内部情報管理の再監査が急務。
• 犯行動機は政治的背景を含む可能性があり、事件をテロ行為として再分類する余地がある。
• 国防情報局(DIA)、ISAF憲兵隊、連邦情報庁(FIB)との三者合同捜査体制を提案。
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【付属資料】
• 写真1:現場に放置されたLAR-14Sの全体像(UBCI法科学班撮影)
• 写真2:シリアル番号のエングレービング拡大画像
• 写真3:容疑者宅から押収された技術資料
• 表1:LAR-14S 試験配備機材リスト(V支局)
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