ISAF 州軍の動員完了か
―中央アフリカへの増派、厭戦世論と政権の狭間で―
7月14日朝、バージニア州のノイマン空軍基地を離陸する複数の輸送機が目撃された。目撃された機体には州軍部隊の人員および物資が搭載されていたと見られており、行き先はISAF欧州・アフリカ方面軍(EACOM)の展開する中部アフリカ戦線と予測されている。
この動きは、バージニア州州兵の一部がISAF指揮下に編入される形での増援とみられ、実現すればイラク派遣以来3度目の本格的海外展開となる。なお、今回の派遣対象とされているのは、ISAF陸軍第10山岳師団隷下の州軍部隊であり、山岳地形やジャングルへの対応能力を活かした戦術行動が期待されている。
上掲写真は、7月10日に撮影されたISAF陸軍第10山岳師団の兵士。
一方で、国内では厭戦感情が急速に広がっており、6月27日にワシントンD.C.で発生した大規模な反戦デモは、ついに暴動へと発展。国務省治安部隊の出動により100人以上が拘束される事態となった。
ラングフォード政権は公式な声明を控えているが、一部報道では政権内部で「限定的軍事支援」への方針転換が検討されているともされ、戦争継続に対する国民の反発と、UNAの国際的責任との間で、政権は困難なバランスを迫られている。
ISAFの次なる動向、そして州軍の展開によって、中央アフリカ戦争の様相はまた一段と複雑さを増しそうだ。
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ワッペンについてるパシュトゥーン語については気にしないでね…