F71 サンダーナイト4
合衆国空軍が開発した第6世代戦闘機。バルシーレ開発の際に自社の意見を十分に反映できなかった事に対しての不満が多かったレイチェル社が自社資金で開発を進めていた試作機に、空軍が興味を示した事から開発が本格的にスタートした。レイチェル社の第六世代戦闘機に対する考え方が如実に現れた、正に会心の作と言える機体に仕上がっている。
機体は格闘戦などよりも徹底したステルス性を追求した形状となっており、排気ノズルの形状の工夫によって、赤外線、レーダーどてらでも探知が困難になっている。またステルス塗装も施され、よりステルス性を高めている。無人機の管制能力のほか、高度な電子戦能力を誇り、早期警戒機の役割を肩代わりすることも可能。レーダーは最大探知距離430kmのピースアイレーダーを機体各所に搭載、ほぼ全方位を索敵可能になっている。レーザー兵器も機体各所に取付けられ、非常に広い射角を有しており、従来のチャフ、フレアによるパッシブ防御ではなく、レーザー兵器による積極的敵弾迎撃を主としたアクティブ防御能力を有している。また複数目標に対しての同時照射も可能。機体の姿勢、方向を変えずとも、ほぼ全方位に対してのARHミサイルによる攻撃が可能となった。エンジンは新型のピースナイフエンジンを搭載、最大推力は25トン、発電量も増大している。しかしながら、これらの機能を実現しつつも、長大な航続距離と大量の兵装搭載(エンリルと同等以上)を要求されたため、機体は大型化した。F1スターターから引き継がれるパイロットアシストシステムも引き続き継承しており、高い戦闘柔軟性を持つほか、パイロットの負担も軽減されている。機体外部、排気などの冷却による赤外線探知の低減なども同様に引き継いでいる。無人機の管制能力はAIのアシスト能力向上に伴い、中規模の航空作戦の指揮も可能になったとされている。現在は空軍の次期主力戦闘機として配備が勧められている。将来的には重航空管制機と統合し、地球規模での大規模制空支配も視野に入れているという