・帝国軍
陛下の軍(英∶His Majesty's Army。HMA)とも。帝国憲法に定められた国軍であり1991年の連邦内戦終結後に親帝国武装勢力らを再編して設立されたのが始まり。帝国陸軍、帝国海軍、帝国防空軍、帝国航空宇宙軍、帝国戦略ミサイル軍、帝国特殊作戦群の6つから構成される。
・帝国親衛隊
皇帝及び帝室の護衛にあたる軍事組織。事実上帝国政府の指揮下にある帝国軍とは違い、通常は大宰相、非常時に皇帝の指揮下に入る。基本的には皇帝の住まいがあるグラナダ、帝都などアステシア王国領内にのみ駐屯しているが「イベリアの火」では非常事態を宣言し名目上のみ皇帝の指揮下に入り、帝都を占拠した。共にクーデターに参加した帝国軍との中はお世辞にもいいとは言えず、近々親衛隊の排除に動き出すのではという噂もある。
・諸邦連合自治国防軍
帝国の構成国からなる防衛軍。帝国の対外軍事政策の増加に伴い、海外への派兵や駐留、戦争の長期化により国内の防備の薄化を危惧した帝国軍が、各領邦が独自に保有していた部隊の上部組織として帝国軍とは別の司令部を設置したことに始まり、ネーデルラント統合軍やヌエバ・エスパーニャ軍などが指揮下に入る。
・HEGO
神聖皇帝領統治機構。帝国の警察機構だが、内戦のトラウマから各地の警察機関などを統合してメガシンカ。通常の警察業務は勿論、暴徒鎮圧のための部隊や脅威の排除を行う執行部隊など多種多様な部隊を有する。巷では「黒いヘリを見たらすぐ走れ」という教訓が密かに語り継がれている。逃げずすぐ捕まることをオススメする。
ーーおまけ
・ヴァルハラ小隊
シナノ元外務宰相の組織する私設護衛部隊。親衛隊に比べれば規模こそ小さいが、元戦犯の軍人や化け物、テロリストなどくせ者ばかり、ただシナノが見込んで自らスカウトしたこともあってか練度は高い。なお、ヴァルハラ小隊というのは正式名称ではなく都市伝説として語られる際に用いられる通称である。正式名称は「帝国外務省特別保安任務部隊」だが、シナノが大宰相になった後外務省から離れたため正式名称も形骸化し、ヴァルハラ小隊という呼称が本家でも用いられるようになった。