姿は人間に近いながらも、人間と違った特徴を持つ「異人」たちの中でも会話が可能な者たちの名称。数百年前まで日本各地に住んでいたが近代化が進むにつれその数を減らしいくつもの種族が絶滅してしまった。
鬼族
角と怪力を持つ歴史ある種族。日本各地に分布し、いくつもの支族に分かれてそれぞれの集落で生活している。日本で記録された最古の鬼は『阿用郷の鬼』であり、約1300年前から日本で鬼族が生活していたとされる。以下は有名な鬼の部族。
温羅の一族
1000年以上前に存在した鬼神の血族。渡来した鬼族で高い金属加工技術を持ち、明治維新以降の日本の近代化を支えてきた。現在は温羅技研という企業を作り軍事研究を行っている。
大嶽の一族
鈴鹿山に住んでいたとされる鬼神の血族。強力な神通力を操ることに目を突けた旧日本軍により多くの鬼が兵器転用のための実験体となった。今は数少ない生き残りが渓谷の奥で穏やかな生活を送っている。
奥羽の部族
東北地方に住む鬼たちの総称。蝦夷として征伐され山間に隠れ潜み狩りしながら生活してきた。現在でも多くの鬼が東北地方の山間部に暮らしている。
河童
川や池などの水辺に住む種族。製薬などの医療に関して高度な知識を持ち、治水工事を手伝ったという記録がある。しかし人間の居住区の拡大と明治維新後に進んだ工業化によって川が汚染されると、個体数を大きく減らし絶滅してしまった。
天狗
鴉の翼を持つ歴史ある種族。神通力と卓越した脚力で飛ぶように跳躍し、翼を用いて滑空することができる。高山地帯に住み、修行僧のような生活を送り、神通力を操ることから山神として信仰されてきた。東南アジアから渡来してきた類似種の迦楼羅も存在したが、混血が進み現在は純血の迦楼羅は存在しないとされる。
犬神・九尾など
犬神、九尾、猫神などの異常存在は人の形をとって生活することがある。生活の中で人間との混血児が生まれると稀に獣人のような外見の子が生まれることがある。しかし人に交じって生活する個体は極わずかであり、多くは森の中で群れとともに暮らしている。
牛頭・馬頭
一部の地域にのみ存在する高位の存在。牛の頭に屈強な男の方を牛頭、馬の頭に屈強な大男の方を馬頭と呼ぶ。何らかのものを守るために存在しておりそこから離れることはなく、不死と推定される。
そういや仁の出身は秋田としてた気がするから、両親は犬神とかのやつってこと?きっとそこらへんの血筋なんでしょうたぶん