富栄養化した深溟のモルカー
7代目管理人 46cf543500
2025/06/02 (月) 17:38:44
帝国の人口の約1%を占める、旧地中海連邦時代から第二次連邦内戦期に帝国領へと難民として避難してきた人々の総称。旧地中海連邦を構成していたクロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニアなどスラブ系が多いが、極わずかにアジア系やアフリカ系も混じる。帝国の最長政権を築いたアデレードを筆頭に、現大宰相のシナノや地中海艦隊司令官のイリュア少将など要職にいる人もいる。
帝国成立時に多くが帰化したものの、連邦内戦の発端となったボスニア暴動などの出来事による偏見から迫害を受けることがあった。また内戦にて民兵などとして戦争経験をもった人々が不満を持ち、ナバラ紛争やガリシア継承戦争などで反帝国勢力として戦闘に参加し当時設立して間もなかった帝国軍や諸王国軍の悩みの種となることも少なくなかった。
初代皇帝であるディートリヒ帝は、ナバラ紛争末期から旧連邦移民に対して苛烈な姿勢を露わにし、当時の大宰相で旧連邦移民であったアデレードなどと対立した。その最たる例は晩年の「刈り取り政策」であり、勅令によって強引に採択されHRGOと親衛隊を動員して約5~15万人の旧連邦移民と見なされた人々を強制収容区に隔離した。
2022年のディートリヒ帝の死は、勅令による刈り取り政策廃止を狙ったアデレード政権と帝国軍などによる暗殺であるとする陰謀論はひそかにささやかれている。
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