WBF財団の運営は、創設者ジョージアンを含む5K評議会によって行われている。それぞれが過去に深い傷を負い、贖罪の意志で財団に身を投じた人物たちである。
ハドルフ・D・ジョージアン(会長)
元イラク戦争従軍兵士。無実の命が国家によって使い捨てにされる現実に絶望し、理想を求めて財団を創設。理念と覚悟の体現者。イラク従軍後はPTSD発症と右足を失ったことにより除隊。またその際に同じような境遇の軍人が相応手当を受けれていないことにショックを感じたとのこと。
実力があり、高い志を持っていれば人種がなんだろうが、宗教がなんだろうが関係なく財団へのスカウトを行なっている。
アレクサンドル・“レッドベア”・ストロゴフ(副会長・作戦部門統括)
元ロシア連邦軍スペツナズ指揮官。ジョージアンの旧友であり、彼の信念に共鳴して共に財団を設立。冷徹かつ実直な戦術家でありながら、個人的に孤児への支援活動を続けている。いつもはジョージアンと異なり、表に出ることはないが、たまに出てくるとあまりの顔面の迫力により、傭兵部門の職員が固まったり固まらなかったり。
ミリアム・ツォン(情報部門統括)
元東アジア某国の諜報機関職員。国家の情報操作と粛清に関わる中で「真実を守る者」の道を選び、財団に参画。諜報ネットワーク運用と心理作戦の達人。
汎用型人工知能「ノア」と「IISS」システムの開発者であり、この二つによって構成される財団巨大ネットワーク構造「cave」の考案者でもある。
ダニエル・グレイヴス(財政・調達部門統括)
元欧州系巨大企業幹部。企業の軍需構造に嫌気がさし、内部告発後に命を狙われたところをジョージアンに救われる。以後、財団の経済・兵站を支える重要人物。財団における兵器開発や調達の総括を行なっており、MPPRやF46シリーズの開発命令や採用命令も彼が出した。
カレン・オルブライト(研究・技術部門統括)
かつて国際研究機関で兵器開発に従事。自身の研究成果が虐殺に使われたことで精神的に崩壊し、財団に拾われる。現在は非殺傷兵器や防衛技術開発に力を注ぐ。現在は財団内での医療設備開発も行なっており、全ての兵士が使いやすいと感じるような医療キットの開発や、月夜仁の精神コントロールや鎮静剤開発も一役買っている。BT-8の考案者。