富栄養化した深溟のモルカー
7代目管理人 46cf543500
2025/08/27 (水) 13:19:05
西名:Inhibidor de mutaciones de peces extraños(IMPE)
帝国による怪魚種研究の最大の成果といえる代物。
怪魚種(エーギル)の特徴として、環境などあらゆるものの衝撃から体を急速に変異させ対応する「進化」がよく上げられる。半エーギル生成時の細胞侵食も「進化」が関係しているとみられるのが近年の定説である。帝国は半エーギル化に伴う「進化」の過程を利用して医療や軍事分野への派生を目指しているが、メリットよりもデメリットが遥かに大きく実用化には至っていない。
王立ガリシア理学大学のガストル・ザイフリート教授とヴァウラ・リストニエミの率いる研究室では「進化」を"ある程度"抑制することを目指し研究を進めていたが、その一環としてサンプルの怪魚種に対して脳への様々な薬品類を直接注射した結果、その一部において一定時間のみ「進化」を多少遅らせることに成功した。その際に脳から検出された脳内物質を取り出し更なる研究の下、IMPEが開発された。
IMPEは注射液や錠剤として加工でき、より長期に「進化」に伴う身体の変異を抑制することができる。また、半エーギルへの継続的な投与を促すため依存性を高める薬物類がいくつか混ぜられている。
ヴァウラ助手とRASHの共同により抑制剤の量産化に成功したものの、コストは高く抑制剤の効き目は個体によってまちまちである。しかし、「進化」の抑制をある程度達成したことは偉業にふさわしく、もし公に研究が発表されていたならザイフリート教授は万来の拍手で迎えられていたことだろう。しかし、ザイフリート教授は既に他の実験にて怪魚種に殺されてしまった。
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