<連邦改新党>
イデオロギー:
連邦制強化・地方分権推進/社会改革志向/民主主義深化
党首:マグダレーナ・フォアロイファー
支持率:10.2%
ガリシア継承戦争後、皇帝を政治から廃して象徴君主として領邦を州とする連邦国家の形成を提唱したマティーアス・ヴォルシュケが中心となって設立された。モルトラヴィス1世による刈り取り政策へ反発したマグダレーナが党首となると、野党団結を掲げて民主党と自由連合を吸収し連邦革新党と名称を改め、連邦移民などを含めた各民族の権利平等化を目指して一定の支持率を集め最大野党へと躍り出た。
・<マグダレーナ派>
リーダー:マグダレーナ・フォアロイファー
政治的立場:中道左派(穏健)
現党首マグダレーナ・フォアロイファーを中心とする改革穏健派。脱王政による共和国化を目指すヴォルシュケ派から分離し、立憲君主制による連邦形成に態度を軟化させた。
・<ヴォルシュケ派>
リーダー:マティーアス・ヴォルシュケ
政治的立場:急進左派(急進)
前党首マティーアス・ヴォルシュケ率いる急進共和主義派。共和憲法制定・王政廃止を第一として同じ党ながらマグダレーナ派とは「軟弱者」として敵対している。
<民族均衡連合(EBC)>
政治的立場:中道~中道左派
イデオロギー:
民族的不均衡と差別的構造の是正/多民族・多宗教国家としての連邦的再構築(王国中心主義への批判)
党首:カシュパル・スピルカ
支持率:8.2%
「かつての第二次連邦内戦やナバラ紛争は帝国が多民族国家であるが故の民族問題が原因であり、帝国を維持するためには領土拡大と移民を制限し、今帝国に居住する民族の維持を優先すべきである」と提唱したカシュパルの呼びかけに応じたいくつかの地方政党による連合政党であり、サビーネ帝即位後の領土拡張を期に帝国議会に議席を獲得した。多文化主義に理解を示す一方で、排他主義的傾向が見られる。
<カトリック信教同盟(CLF)>
政治的立場:右派(宗教保守主義・文化的伝統主義)
イデオロギー:
カトリック的価値観の国家政策への反映/道徳秩序の回復/家族と信仰の重視
党首:ヘスス・カナル・イ・パレス
支持率:8.2%
社会的な連帯、家族の重要性、そして人間の尊厳の尊重を中心に据えながら、資本主義と社会主義の中間に位置する経済政策を追求する。支持率は低いものの、アステシア王党派と共同で欧州国家連合(UEC)の設立を推進するなど大きく貢献したことでも知られ、アステシア王党派との関係は良好である。
<帝国愛国者信任会(IPT)>
政治的立場:極右~国家主義保守
イデオロギー:
帝国復権主義/国家的権威主義/軍事的栄光の再興/民族的同化政策
党首:ゲッツ・ヘンリック・ラッツェル
支持率:3%
超保守的・復古主義的な右派勢力として、王党派よりも過激な姿勢を持つ小規模政党。君主制を是とする与党の王党派の一部(特にイサベラ派)と価値観の共有はあるが、過激性ゆえに表立った連携は少ない。体制故に連邦改新党やEBCとは完全に敵対しており、「国家解体主義」と非難している。
<太陽党(Partido del Sol)>
政治的立場:保守右派~帝国復古主義
イデオロギー:
スペイン黄金時代(16~17世紀)への精神的回帰/カトリック的道徳国家/帝国的統合の理想
党首:ドン・マルセロ・デ・レオン
支持率:1.3%
王党派とは「帝制擁護」で重なるが、太陽党は現帝室を“スペイン=ハプスブルク帝国の再建者”として積極的に神聖視する過激派。ラテン圏・旧帝国諸国との文化・外交連携強化。UES的連携には懐疑的で「精神的ラテン帝国」構想を優先するなど独自の路線を取り続けている。