・降伏する烈国政府
・大日本帝国海軍による真珠湾攻撃
・ロンドン大空襲
・バグラチオン作戦時の赤軍
・ノルマンディーへ上陸する英軍
・降伏文書に調印するヴィルヘルム・カイテル元帥
・欧州戦線の勝利を祝う英国民とウィンストン・チャーチル
・マーシャル諸島への原爆投下
○交戦国
《連合国》
連合王国
連合王国植民地諸国
レッドオーシャン王立合衆国
ジナビア・ソビエト社会主義共和国連邦
ナムルノ公国
中華民国
《枢軸国》
アルゴン第三帝国
シュバルツ帝国
レッドオーシャン王立合衆国(傀儡)
大日本帝国
八洲帝国
朝日連邦
○概要
1937年の盧溝橋事件をきっかけに勃発した日中戦争では一年で終わると予想されていたものの、連合王国やレッドオーシャンなど欧米諸国が援蒋ルートを通じ物資供与を行い中華民国の物資不足を支援。大東亜共栄圏に属していた日本と朝日連邦は中華民国と各地に存在する軍閥の抵抗により戦線が膠着し中華民国は臨時首都重慶にて頑強に抵抗を続けた。一方で欧州では1938年のアンシュルス、スデーテラント併合、そして1939年のチェコスロヴァキア解体などにより徐々に勢力圏を広げつつあったヒトラー率いるアルゴン第三帝国に対し連合国は宥和政策によりその拡大を黙認していた。連合国がアルゴンを本気で信用していたのか、それとも軍備拡張のための時間稼ぎだったのかは現在でも明らかになっていない。
そして来る1939年、アルゴンがナムルノにダンツィヒ(グダニスク)を求め最後通牒を送り、これをナムルノが拒否したために、アルゴンはナムルノへ軍事侵攻。同盟関係であった連合王国はレッドオーシャンとともに集団的自衛権の行使という名目で参戦した。当初枢軸国は周辺の同盟国の力もあり、連合王国のアフリカ植民地を順調に攻撃、また西欧でもレッドオーシャンなどの国家を次々と降伏させていき、ロンドン大空襲で連合王国のジョージ6世とエリザベス王女を暗殺するなど着実に連合国を追い詰めて行ったものの、海上では以前連合国の有利は変わらず、アイルランド独立派への支援やアシカ作戦が失敗に終わったことにより、睨み合いが続いた。そのような膠着状態を打破するためアルゴンはユダヤボリシェヴィキの絶滅のため独ソ戦を開始。初期はキエフやミンスクなどの大都市を攻め落とし順調に快進撃を続けていたが、赤軍の再編と連合国による反抗作戦によりその状況はひっくり返る。
多数の陸上戦力が東欧に向いているうちに連合王国は海外植民地からの強制徴兵により軍備を再編しシチリア島に上陸、1943年にはローマ入城しシュバルツ帝国が降伏。またスターリングラード攻防戦がジナビアの勝利に終わったことにより、枢軸国側の劣勢へと傾いた。そして全ての準備が整い1944年6月に連合国が史上最大の上陸作戦をノルマンディーにて実行し、レッドオーシャンが本土に帰還したことにより枢軸国の敗北が確定。アルゴンは最終防衛ラインを敷きなんとか赤軍をヴィスワ川付近にて食い止めたものの、1945年に英軍と烈軍がベルリンに突入したことにより、ヒトラーが自殺。臨時総統に就任したデーニッツによりカイテルとモントゴメリー、ジューコフによる調印のもとアルゴンが降伏した。
また太平洋戦線はそれ以上の様相を見せていた。連合王国がインドの独立を覚悟し現地住民の大規模徴兵と欧州戦線から引き抜かれた王立海軍が太平洋艦隊へ注力し始めたことにより、ミッドウェー海戦で何とか勝利、またインパール作戦の失敗とガダルカナル島の玉砕が大日本帝国陸軍の戦力を削ぎ、大戦後期にはリンカーン爆撃機による大日本帝国と朝日連邦への大規模な本土空襲が行われた。欧州での戦いが終結した後、アインシュタインのもと原子爆弾を完成させた連合王国は、事前にビラを配布した上で太平洋上に3発の原子爆弾を投下。その後すぐ中華民国による大規模攻勢が行われ軍部による反対はあったものの昭和天皇の勅令により大日本帝国は無条件降伏を受諾。霞ヶ関にて講和条約が結ばれ第二次世界大戦は幕を下ろした。
○結果
枢軸国の民主化