あーねむ
副管理人(再雇用) b92cc25641
2024/06/18 (火) 08:47:01
鉄製のドアが開き、廊下の光と共に人影が一つ。
「こうして会って話すのは初めてか。
ヘンダーソン管理官。いや、今は担当官だったか」
少し前まで、詰まるところ財団が存在し、自分がそこで働いていた頃に何度かスピーカー越しに聞いた声。凛とした、威厳を持った、でもどこかあどけなさを残す女性の声。
「その声は、№2ですか。お久しぶりです。本部での定例対策会議以来でしょうか」
「よせ、今は№2ではなく、アリシアだ。
アリシア・ホウェットストーン。というか、電気ぐらい点けたらどうだ」
「今日はこの部屋で寝ようかなと思いまして」
「やめとけ。財団の時からなんだろうが、家には帰った方が良い」
(この間ずっと立ち話。)
「心配されるようなことでもありませんよ。まぁ、今日は家に帰りますかね。ところで、なんの御用で?」
「その…な。謝りたかったんだ。お前に。部下を殺すと言うのは、その、辛かっただろう」
そう言うと彼女は頭を下げ、言葉を続ける。
部屋は暗い。
「元はと言えば№1を抑えられなかった私の責任だ。
結果的にこんなことになってしまって、申し訳ない。
まぁ、これを言いたかっただけだ。許しは乞わん、
恨めよ。」
そう言うと、彼女は後ろを向き部屋の出口へ踏み出そうとする。
なぜかこのままではいけない、そんな気がして
「あの、えと…アリシア…さん?」
彼女は振り向き、体をこちらに向ける。そして笑いを堪えながら声を出す。
「なんだ?ヘンダーソン…くん?」
「今度、少しお話をする機会をくれませんか?」
「…口説いてるのか?」
「いえ全然。」
「そか」
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そしてこっから恋に落t(((殴
相棒を失ったもの同士ですからね()
最後の「そか」すき