民間人へ対する退避勧告が出てから一週間。
上下水道の水位が妙に低いと報告があったのは数日前。最初は「兵糧攻め」だと誰もが思った。都市の上下水を封鎖して市民と一緒に民兵ごと弱らせる。そういうやり方は常套手段ともいえる。
俺はその時も特に疑わなかった。もう10年近く民兵をやってきた。20代の連中は「水道が止まった」と騒いでいたが俺は一人、ガスコンロの湯でタバコをふかしながら「来るなら来い」と思っていた。
午前中、隊員の何人かが咳き込み始めた。
「風邪か?...、いや変な臭いがする」と騒ぎ出した若いのがいた。
俺は最初、それも気にしなかった。だが、段々と咳が止まらないやつが増えていった。
地下の空気が重い。湿気ではない。
明らかに何かが、下水の奥から登ってきている。
「おい、出ろ。これは...、やられてるぞ!!」
そう叫んだのは俺だった。
何人かがマスクを引っ張り出し、布を濡らして顔を覆う。
外に出ようとするが、問題は、どこが安全か誰にもわからなかったことだ。
建物の中はガスで満ちていく。だが外はどうなってる?
俺たちは分散して動いた。俺の部隊は5人。小さな商店の裏口から裏路地へ出た。
だがすぐに異常に気づいた。
白い霧が地面を這っていた。
「これは催涙ガスか?」
咳き込みながら仲間のひとりが倒れた。顔が赤く腫れ、呼吸が浅い。喉を押さえて倒れている。
このままじゃやられる。外へ、もっと風の通る場所へ逃げるしかない。
俺たちは通りに出た。
そこで見たのは空に浮かぶ黒い影。
ローター音。あのマーク...。親衛隊!!
「協定国軍だ!!」
ヘリから投下された球状の物体。
それが白リンだと気づいたのは、数秒後。
上空から放たれた小さな球が、空中で炸裂し、白い火の粉となって降ってきた。
「走れぇええッ!!」
俺は叫んだ、背中が焼けた。横で誰かが倒れる音がした。女の子が泣いていた。母親が覆いかぶさっていた。白リンは、それすらも焼いた。
俺は誰も助けられなかった。
それでも、生きていた。気づけば瓦礫の影に身を隠し、焼け落ちた車の下で呼吸を整えていた。
そして、聞こえた。
ガガガガガガッ
音じゃない。衝撃だ。腹に響く、三連装のガトリング。地面が跳ね、壁が崩れ、人が吹き飛ぶ。
ヘリガンだ。
空から見下ろして、人を撃つ。
民兵だろうが、市民だろうが関係ない。銃を持っていなくても、ただ立っているだけで敵とみなされる。
俺の仲間はどこにいる?答える声はなかった。
夕方、街は死んでいた。俺は立ち上がれなかった。焼けた背中。折れた肋骨。焦げた防弾チョッキ。
それでも俺は、生きていた。
おぉ我々にできないことを平然とやってのけるアルゴン軍ェ…
シビレて憧れてくれても良いのですよ()
(憧れたら民主主義国家人生終わるナリ…)
🇺🇸「おっ、そうだな」
白リン弾…子供…母親…うっ頭が()
ドバイへようこそ
最後に全てが幻覚だったことに気づきそう()
白リン弾を相手のゲリラにシュゥゥゥーッ!!
超!エキサイティン!!()